新型コロナウイルスワクチンの大学接種に取り組む兵庫県内16大学で、1回目接種を受けた学生は、開始から2カ月近くが過ぎても、対象の半数程度の計約2万8千人にとどまることが分かった。看護・医療系大学では8割を超す一方、3~4割にとどまる大学もあり、学部などによって差が大きい。副反応の不安から接種を見送る学生もおり、接種率は高齢者のようには上がらないとみられる。 県内では6月21日から大学接種が始まった。ホームページなどで実施を公表していた大手前、関西看護医療、甲南、甲南女子、神戸、神戸海星女子学院、神戸国際、神戸市看護、神戸市外国語、神戸松蔭女子学院、神戸常盤、神戸薬科、頌栄短期、姫路、兵庫、武庫川女子-の16大学に、1回目接種を受けた学生数や割合などを聞いた。 1回目接種を受けたのは、対象計約5万6千人の51%に当たる約2万8千人だった。自治体接種を受けた学生は含まれていない。 神戸大では、
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