★「科学面にようこそ」の全バックナンバーへ ★アスパラクラブ内のブログ一覧へ 朝日新聞科学面のトップ記事と取材後記をご紹介しています。原則、月曜朝刊記事→水曜、木曜朝刊記事→土曜に掲載します。 東京科学医療部・西川迅 原発の安全規制を担う新しい組織について、国会で政府案と自公案の審議が始まった。政治や電力業界などとの距離をどう保つのかが焦点になっている。海外では、組織の独立性をいかに効果的に維持するかをめぐって議論がある。 ◇「ノン」示す独立型主流 フランス原子力安全庁 「原子力規制組織の独立性とは、政治や電力会社に対して『ノン』と言えることだ」 フランスは2006年、三つの省庁の管轄下にあった原発の安全規制や放射線防護などの部局を統合して原子力安全庁(ASN)を発足させた。大統領や国会が任命する委員5人の任期は6年。省庁と意見が対立しても介入されない。 ASNのラショーム次長は「政府