もし「ネコ愛オブザイヤー」なんてものが存在したら、受賞者は間違いなく動物写真家の岩合光昭氏である。気高く愛くるしくマイペースな猫たちの姿を写し撮る氏の写真に癒されまくる人は後を絶たず、小田急百貨店新宿店で2015年に開催されたネコ写真展は、10日間で約2万人が来場したという。 そうした反響を受け、今年は全店(新宿店、町田店、藤沢店)の催物場で、2016年末から2017年始めにかけ、岩合光昭氏が40年以上にわたりライフワークとして撮り続けている国内外の表情豊かな猫の写真展が開催される。 新宿店では、岩合氏が青森県津軽地方で1年かけて子猫と人の暮らしを撮影したという「ふるさとのねこ」だ。津軽の四季とそこに生きる子猫たちの日常を写した写真作品約160点が展示される。 町田店は「岩合光昭の世界ネコ歩き」写真展。岩合光昭氏がNHKで放映中の番組のロケと並行して撮影した中から、厳選した写真作品約200