歴史と現代思想に関するt-hirosakaのブックマーク (4)

  • 『反抗の原初形態』 - Arisanのノート

    反抗の原初形態―千年王国主義と社会運動 (1971年) (中公新書) 作者: E.J.ホブズボーム,青木保出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1971メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る 編者あとがき(青木保)によると、1950年代後半に欧米で、いわゆる千年王国主義的運動についての重要著作が相次いで発表されてブームのようになったそうだ。 このに収められているエリック・ホブズボームの諸論考も、その流れのなかで書かれたものらしい。 いまある社会が崩壊した後に、理想の王国(第三の帝国)が到来するという、古代からあるこの思想と運動が再考される場合、欧米ではやはりナチス・ドイツの存在が想起されたのではないかと思う。しかし、書が中公新書から出版された1971年当時の日で、そのような政治的危機意識が共有されていただろうか。 ホブズボームの議論と、書に併録さ

    『反抗の原初形態』 - Arisanのノート
  • 言葉の〈始原〉とコスモロジー―幕末国学言語論の思想的位相― - はぐれ思想史学徒純情派

    言葉の〈始原〉とコスモロジーー幕末国学言語論の思想的位相.pdf - Google ドライブ 一.問題の所在 今の世に古学と称して、哥道立る徒。蟻の如く多かるに。其先生のたちの伝を物するに。契沖。県居。鈴屋をし。三哲などを称して。此大人の事をば。都に称するなきは。其徒みな哥作者にて。道の義を知らざる故に。哥学の方より然は思ふにぞ有りける。*1 皇国の古伝説は、天地いまだ成らざりし以前より、天つ御虚空に御坐して天地をさへに鎔造ませる。産霊大神の御口づから、天祝詞もて、皇美麻命の天降坐る時に御伝へ坐ると、其五百座の御子神たちの、裔々の八十氏々に語り継たる、或は世に弘く語り伝たるも有が中に、天祝詞なる伝は、古伝説のにて正しき由よし〔中略〕日紀古事記なる伝は、世に弘く伝はりたるを集め記されたる故に、自然に訛れる伝へも交れるを、祝詞の伝へにて正し辨ふべき〔後略〕。*2 平田篤胤(1776-18

    言葉の〈始原〉とコスモロジー―幕末国学言語論の思想的位相― - はぐれ思想史学徒純情派
    t-hirosaka
    t-hirosaka 2015/01/07
    すごい論文が惜しげもなくポーンと公開されている。
  • {本]『神皇正統記』 - Arisanのノート

    神皇正統記 (岩波文庫) 作者: 岩佐正出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1975/11/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (21件) を見る『神皇正統記』は、何度も内容の一部を書き換えられたり、改竄・重修されてきたらしい。 岩波文庫版の校注を行った岩佐正の解説によると、興味深いことに、南北朝時代にこのが世に出た当初、南朝方の人々ばかりではなく、こののイデオロギーとは敵対するはずの北朝方に属する東国の武士たちの間でも、この書物は広く読み伝えられたのだという。そこで、迫害を恐れたのか、足利幕府の支配体制に適合するように、北朝方の読者たちによってその内容に「加筆削除変更」が繰り返し行われるということがあった。 これが、古い時代における「修正」である。 だが、最も重大で無残な修正が行われたのは、幕末から明治以後にかけてだったようだ。それは、この時代

    {本]『神皇正統記』 - Arisanのノート
  • 2011-11-21 - heuristic ways

    先月末、内閣府の園田康博政務官が、「東京都内での記者会見の席上、東京電力福島第一原発にたまっている低濃度の放射能汚染水を浄化処理した水を飲んだ。低濃度だと証明するために飲んだらどうかとのフリーライターの求めに応じた」(「園田政務官、原発の浄化水飲む 「飲んだら」と言われ」朝日、2011/10/31)というニュースがあった。 実は約百年前にも、同じような光景があったらしい。もっとも、百年前にコップの水を突きつけられた某大臣は、どうやらその水を飲めなかったようである(浄化してない「毒水」だったので)。 「かつて鉱毒猖獗(しょうけつ)を極めたとき、正造は頑迷固陋(がんめいころう)、無毒を主張する某大臣に、『しからば毒水をのんでくれい』と、コップに持参した。大臣は顔色を変えた。見ただけですでに毒効があらわれたのである。また、鉱毒の砂を伊藤さんや大隈さんのきれいな庭で使ってもらおうと思ったが、聞き入

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