筆者は萬晩報2月28日に「アインシュタインと日本」という文章を書かせていただいた。その中で、インターネット上に広まっている【アインシュタインの予言】なる文章は創作であることを指摘した。 http://www.yorozubp.com/0502/050228.htm 筆者がこれを虚構と判断する理由は、 (1)どこにも確固たる典拠がない。 (2)内容がアインシュタインの思想と矛盾する。 という2点である。 ところがその後も、この【予言】をアインシュタインの真実の言葉だと思いこむ人があとを絶たないようだ。6月になって、立て続けに数冊の雑誌でこの予言が真実のものとして引用されているのを見て驚いた。 これはまことに困った事態である。日本人がこのような作り話を信じていることが海外にまで知られれば、「日本人はアインシュタインの名を騙ってまでそんなに自国を自慢したいのか」というように、日本人への軽蔑に転化
今年2005年は、アインシュタインが特殊相対性理論を発表して100周年、彼の死後50周年ということで、世界各地でアインシュタイン年の行事が催されている。 ドイツ http://www.einsteinjahr.de/ イギリス・アイルランド http://www.einsteinyear.org/ (このサイトになぜ日本語表記があるのだろう?) アインシュタインは日本と深い縁がある。E=mc2という公式で有名な特殊相対性理論は、物質がエネルギーに変換されうることを示した。言うまでもなく、広島・長崎に投下された原爆は、この公式の現実化であった。 原爆開発のきっかけを作ったのもアインシュタイン自身であった。1939年8月、彼は数名の科学者たちの代表として、アメリカ大統領ルーズヴェルトに原爆の製造を進言した。ドイツ系ユダヤ人である彼は、ヒトラーが政権を取った1933年にナチス・ドイツを逃れてアメ
「ホリエモン」なる詐欺師が逮捕されたことは当然のことであるが、心が寒くなるのは、この国のトップリーダーの頭(と心)の構造である。 ≪小泉純一郎首相は17日昼、東京地検特捜部の強制捜査を受けたライブドアの堀江貴文社長を昨年の衆院選で自民党が支援したことについて「その時点では郵政民営化に賛成する人は応援するということなので、今の問題とは別問題だと思う」と述べた。 首相は「会社でも、採用したけど不祥事を起こしたら、採用が間違っているといえるのか」と指摘。堀江氏に関しては「どういう問題かよく分からないが、見守っていきたい」と語った。(時事通信) - 1月17日13時1分更新≫ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000054-jij-pol 小泉首相は、弁解するにしても、もう少しましな弁解をしてもらいたい。 「会社でも、採用したけど不祥事を起こ
テレビ、新聞ともに堀江氏逮捕で大いに盛り上がっていますが、二つの理由から実に恐るべき風景です。その一つ目は検察とマスコミの動きです。マスコミと検察、警察という二つの権力が手を組んだとき、彼らに槍玉にあげられた国民はなされるがまま、社会的に殺されるしかありません。 まず検察について。 起訴・捜査権限をもっている検察がこうも乱暴に動くと、国民には何もできません。 今回の事件、個々の案件については黒に限りなく近いグレー、全体としてみれば黒だろうということでした。 連日のように新しい「疑惑」がでてくるのだけど、その実「この件に関してこういう行為が行われ、それがこの法律に違反」というハッキリしたことはいまだにでてきていない。 「風説の流布」にせよ「粉飾決算」にせよ、未だ捜査の段階。 しかし電撃的に「逮捕」となった。 そしてその逮捕のしようが、実に怖い。 関係書類(と検
私が持つ研究の権利とは、私個人が勝ち得てきたものであり、それは何人たりとも侵すべからざる神聖な社会的価値を持つのであって、それを奪うことはゆるされないが、かといって、学生が大学内において受けるのは教育ではなく研究の機会なのだから、その質に対しての責任は全て学生個人に由来し、教員の側にはなんらそれに対する義務はない。 こういうのがまかり通ってるから、自分の権利だけ主張して責任を果たさない輩とかなんとか言われて、ろくに信頼も得られずに、効率化に晒されても、誰もまともに対応しようとしなくなるのですよ。
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