2008年5月7日のブックマーク (2件)

  • 『思想地図』 - logical cypher scape2

    冒頭の共同討議以外は読み終わった。 この雑誌は、冒頭の共同討議を除くと、 1歴史の中の「ナショナリズム」、2ニッポンのイマーゴポリティクス、鼎談日論とナショナリズム、3問題としての日社会、4共和主義の再発明、公募論文 に分けられる。 この中でわけても面白かったのは、2と公募論文であった。 東のデータベース論と伊藤のキャラ論をフレームとしつつ、それらをさらに精密化したり、応用させたり、作り替えたりして、様々な現代文化を論じている。 オタク文化論界隈には、まだまだ面白いことが残っているということを感じさせてくれるもので、興奮させられた。 東浩紀自身が、この界隈が去ってしまったということが惜しくなるようにも思えるし、あるいは、東浩紀の時代の終焉が、図らずも東浩紀編集の雑誌上で結実したともいえるのかもしれない*1。 では、それ以外の章はどうかといえば、面白いことは面白かったが、知的な興奮という

    『思想地図』 - logical cypher scape2
    t-kawase
    t-kawase 2008/05/07
    よくまとめてくださっている。
  • 映画『靖国』(1) - charisの美学日誌

    [映画] 李纓監督『靖国』 渋谷/シネ・アミューズ (写真右はポスター。下は、現役最後の靖国刀の刀匠、刈谷直治) 李纓(Li Ying)監督の映画『靖国』を見た。警官の警備はあったが、表象芸術としての映画の特性を見事に生かした優れた作品だ。明治2年創立の靖国神社は、高橋哲哉氏の『靖国問題』が明快に解き明かしたように、「神道」という古い形式にも関わらず、その内実は、近代国家が戦争を遂行するためのイデオロギー装置であった。(高橋氏の『靖国問題』とそれへの宮崎哲弥氏の的外れな批判については、私はブログで計4回にわたって解説した。↓) http://d.hatena.ne.jp/charis/20050421 http://d.hatena.ne.jp/charis/20050604 映画『靖国』は、近代国家日のイデオロギー装置としての靖国を、記録映像のみを通して表現している。刀匠へのインタヴュ

    映画『靖国』(1) - charisの美学日誌
    t-kawase
    t-kawase 2008/05/07
    「小泉政治がそうであったように、靖国を参拝あるいは抗議のために訪れる人々もまた、あたかも俳優のように劇場空間の人になってしまう。」劇場国家ならぬ劇場神社靖国。