ブックマーク / mojimoji.hatenablog.com (8)

  • 愚行権とか、啓蒙の暴力とか - モジモジ君のブログ。みたいな。

    「問題は疑似科学ですらない」@地下生活者の手遊び 「愚行権」にせよ、「啓蒙の暴力」にせよ、実に粗雑な使われ方をしてるのをよく見かける。あまりに酷いので、当面、自分で使うのは自粛しているくらいなんだけど、またか、という感じではある。 「愚行」を支えるもの とりあえず、愚行権とはどういうものか、tikani_nemuru_M氏の記事もあるわけだが、そのまた元ネタであるところのミル『自由論』に遡って引用してみる。 ……社会が個人として強制と管理という形で干渉するとき、そのために用いる手段が法律による刑罰という物理的な力であっても、世論による社会的な強制であっても、その干渉が正当かどうかを決める絶対的な原則を主張することにあるのだ。その原則はこうだ。人間が個人としてであれ、集団としてであれ、誰かの行動の自由に干渉するのが正当だと言えるのは、自衛を目的とする場合だけである。文明社会で個人に対して力を

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    t-kawase
    t-kawase 2009/03/09
    「愚行権」は、カルト問題に非常に関係があるので参考にさせてもらいます。↑id:umeten君、医師法19条で「門前払い」は原則としてできないのだよ。だから苦労する。
  • 代弁すること、加担すること - モジモジ君のブログ。みたいな。

    「村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチについて」 半ば名指しで批判されていることですし、応答したいと思います。 代弁の問題 驚くべきことに、村上には、「ここに来ることを決心」するにあたって、パレスチナ人に自分の受賞がどう映るか、ということを考慮した形跡は欠片もない(少なくとも、そうした点への弁明が必要だとは全く考えていない)。日での、村上への呼びかけしか眼中にないのだ。 また、村上は、自分のスピーチが「政治的なメッセージ」でないことを繰り返し語っているが、パレスチナの民衆から見れば、イスラエルの蛮行を世界的大作家は拒絶していない、という「政治的なメッセージ」以外の何者でもないだろう。もちろん村上がスピーチで、例えば、「賞金の1万ドルは、全額ハマスに寄附する」とでも表明すれば話は変わってくるだろうが。 もちろん、「パレスチナの民衆から見れば」という視点は大事ではあるんですが、この語り方はどう

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    t-kawase
    t-kawase 2009/02/20
    納得。all or nothingは不毛。誰もがある程度の「加担者」なのだから、その立場から何が言えるかを模索するべき。
  • 政府の仕事、民間の仕事 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    「橋下知事は被害者を見捨てるつもりなのか?」に関連して。 最初にハッキリ書いておく。政府のやるべき仕事とは、民間にやらせれば赤字になるしかない、しかしそれでも必要なことを、赤字を出しながらやることである。この赤字を支えるのが、税金である。事業としての収支で赤字であるかどうかは関係がない。──ドーン・センターを廃止するかどうかを考えるならば、ドーン・センターが果たしている役割の一つ一つを、ちゃんと評価して、その果たしている役割よりも赤字の方が大きい、という説明をしなければならない。たとえば、DVに悩む女性の相談を受けて、必要な支援を行う一連の仕事に対して、それを「○○円」と評価した上で、それらの合計が、センターの運営赤字よりも小さいから廃止、というような理屈を言わなければならない。重ねて強調しておくが、事業としての収支が赤字であるかどうかは、この文脈ではまったく関係がない。 逆に、仮に政府が

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    t-kawase
    t-kawase 2008/04/25
    同意。民間では手出しできないことをするのが公共の仕事。黒字になるような業種は、とっくに誰かが起業している。
  • 李登輝・靖国参拝発言をめぐって - モジモジ君のブログ。みたいな。

    台湾元総統の李登輝が来日、取材に答えて、「行く時間があるかないか、(日に)行ってみないとわからない」、「兄貴がまつられているのに行かないのは人情としても忍びないことだ」と述べたらしい*1。状況が許せば参拝したい、ということだ。実際に参拝するのかどうかは分からない。いずれにせよ、この認識そのものについて問うことはできる。あるいは、その問い方について問うことはできる。それを考える。 李登輝の靖国参拝(あるいはその支持)が意味するもの 李登輝が靖国神社を参拝することは、「私人の自由な行動」として不問に付されてよいことだろうか。さしあたり、二つのレベルで批判が可能だ。第一のレベルでの批判は、比較的簡単なものである。「私人の自由な行動」は、そもそも批判されてはならない、ということはありえない。たとえば、李登輝の政治信条を問題にする立場から、「日に入国させるべきではない」とか、「靖国周辺への立ち入

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    t-kawase 2007/06/07
    複数の解釈を許さない靖国のあり方の問題性
  • モジモジ君の日記。みたいな。 - 従軍慰安婦問題──何が問題なのか

    広義の狭義のと、安倍がこの問題についてロクに知らないのがよくわかる。手元に資料がないので大雑把になるが、従軍慰安婦問題の何が問題なのか、簡単に整理してみる。 第一に、軍の行く先々に慰安所を開設することは日軍が立案して業者を手配している、つまり、日軍が完全にイニシアティブをとっているという点がある。日軍にとって慰安婦は軍需物資であり、慰安所は兵站の一部だった。業者が軍の需要を見込んで慰安所開設を持ちかけた、という形のものではない。 第二に、業者が慰安婦を徴用する際に、「兵隊の事の煮炊きなどのお手伝いの仕事がある」などの嘘による勧誘、前借金や暴力的威圧などによる強要といった手段が多く用いられた点がある。多くの証言から、兵隊や官憲が直接行ったというケース(狭義の強制)は報告されておらず、軍の依頼を受けた業者が行った(広義の強制)のが一般的だった、ということになっている。ただ、いずれにせよ

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    t-kawase
    t-kawase 2007/03/08
    いいまとめ。実際、新事実の発掘という面倒なことをせずに解釈という問題に矮小化させているのが向こう側のやり口。
  • 長居公園、行政代執行 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    昨日は風邪気味で、熱こそ出てないもののずっと調子が悪く、今日は無理かもしれないと思いつつ、ビタミンCをボリボリべてから床に就いた。朝起きたら思いの他よくなっていた。起きたのが少し遅かったので間に合わないかもとも思ったが、出かけることにする。9時ちょっと前に長居公園に到着。既に周囲はバリケードで囲まれていて、警備員が取り囲んでいる。人だかりもできている。以後、12時頃、テント村が完全撤去されるまでの一部始終をずっと見ていた。事の経緯などは「釜パトブログ」などを見てほしい。 【追記】 また、今回の行政代執行にあたり、野宿者と支援者たちが取った行動、その意味などについては、Arisanのノートを読んで欲しい。付け加えるべきことはほとんどない。 野宿者はわがままだ、という声もある。物を知らない人は簡単にこういうことを言う。その人が怠慢だから、ということもあるのだろうが、同時に、行政が不誠実な(ほ

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  • 思想の左右に関係なく「改正」に反対すべきである - モジモジ君のブログ。みたいな。

    教基法「改正」に反対の声を上げているのは主に左っぽい人たちなわけだが、しかし、この「改正」の問題点は左派的価値観にのみ関わりのあることではない。政治的立場を問わず一致して反対すべき問題点に絞って提示してみたい。 教育法「改正」を問う―愛国心・格差社会・憲法 作者: 大内裕和,高橋哲哉出版社/メーカー: 白澤社発売日: 2006/06メディア: 単行 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る 参考資料はこの。前半が高橋哲哉&大内裕和の対談、後半が大内裕和氏による問題点の整理という構成。後半部を参考にしつつ論点を抽出する。 教育の目的の変更:「個人の価値」の尊重から国策としての人材育成へ 教育主体の変更:主権者から教育行政へ 新自由主義的理念へのシフト 平和憲法との切断、改憲への布石 1は愛国心、3は格差社会、4は憲法との関連で左派の関心を集めているところでもあり、あちこ

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    t-kawase
    t-kawase 2006/10/05
    「不当な支配」をする可能性があるのは、言うまでもなく、教育行政である<ここ重要
  • 共謀罪 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    取り上げるべき事柄が多くて全然手がまわらない。共謀罪についてはとりあえず保坂展人氏のブログをチェックしつつ、後はブクマを巡るくらいなことしかできていないが、しかし、ヒドイ法案だこと。なんでこんなものに賛成できる人がいるのか、まったく理解できない。 誰が一般市民で誰が犯罪集団かがアプリオリに決まっているわけではない。それは誰かが決める。だから、ですぺらさんが言うように、権限をもった人間がしょっぴきたい相手を犯罪集団であるとどんどんでっちあげていくことになる。 そんなわけがない、と言うだろうか。手口は簡単なものだ。密告推奨、後は自白で、事実は後から構築できる。そもそも今でさえ代用監獄をはじめとして、およそ文明国とはいいがたい刑事手続きが認められている国だ。 こんなSFチックな話は頭から信用できない、と言うだろうか?ならば、現役刑事による話を聞いてみればいい。 「警察は『あんなに苦労して法案を通

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