地震予測、なんと「60~70%」的中させる 「最近、驚くほど異常値が増えています。観測を強化しているところです」 こう話すのは、「地震解析ラボ」社長の平井道夫氏だ。 3.11(東日本大震災)の直後、2011年4月から地震予測を法人・個人向けに提供するサービスを開始し、以来、マグニチュード5以上の地震予測を、60~70%的中させてきた。 2016年4月に発生した熊本地震の前は、「大分あたり」に起きると予測し、最大震度の震源地は外したものの、大分でも実際に地震は起きた。 その平井氏が警告を発している。今、何が起きているのか。その話に入る前に、「地震解析ラボ」がどのように地震予測を行っているかを簡単に説明しておこう。 前兆現象 「地震解析ラボ」では、国立研究開発法人防災科学技術研究所の公開データを用いた予測が現在予測解析の主体となっている。 防災科学技術研究所が運営するHi-net(高感度地震観