昨年、1ヵ月で30万食を売り上げたセコマ(本社・札幌市中央区)の「さんま蒲焼重」が、今年も土用の丑の日に合わせて季節限定販売される。今年は40万食を売り切る予定で、「ウナギからさんまへ」――土用の丑の日に北海道の新しい食文化が全国に広まりそうだ。(写真は、さんま蒲焼重のイメージ写真) セコマが、北海道根室市にある花咲港で水揚げされた「さんま」を土用の丑の日に合わせて「さんま蒲焼重」として発売したのは2012年。ウナギの価格が高騰、庶民が手を出しにくくなったことに対応して考案された。 蒲焼はタレが重要で、同社はさんまを焼きあげるときにつける濃厚な「焼きダレ」をグループ会社で考案、さらに食べる直前にかける「かけダレ」も醤油の香りとキレが出るように工夫、ごはんとの相性もピッタリにした。 12年から季節限定で店内調理ホットシェフのあるセイコーマート店舗で販売してきたが、一昨年は20万食、昨年は30