ロシアの犯罪集団が毎日300万ドル~500万ドル(約3億5,200万円~5億8,700万円)の広告収入を不正に得ていると、セキュリティ企業White Opsが12月20日に発表した。ボットを使って人間が広告動画を視聴したかのように見せかける手口で、これまでに発覚しているデジタル広告詐欺では最大規模だという。 同社が“Ad Fraud Komanda”あるいは“AFK13”と名付けた犯罪グループはまず、米スポーツ放送局ESPNや雑誌「Vogue」のような、大手メディアの関連サイトに偽装した6,000以上のドメインと25万件以上のURLを作った。これらは広告動画を流すためのもので、実際に人間が視聴するためのものではない。 ウェブ広告では最適な広告枠を自動的に入札する仕組みがあり、AFK13は有名ウェブサイトを押しのけて特に収益性の高い広告が偽サイトで流れるように不正操作した。 そのうえで偽装サ
![史上最悪のウェブ広告詐欺 連日「5億円」以上の被害が発生中 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/14ef6621f663f0b4c260390098cfb076ff180e08/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F14697%2Fimages%2Fmain_image_0c2723aabd25774a088593f7b3963452.jpg)