立憲民主党の枝野幸男代表が20日の衆院本会議で代表質問に立ち、新党として「国会デビュー」を果たす。先の衆院選でツイッターなどのSNS(会員制交流サイト)を駆使した同党は野党第一党に躍進し、福山哲郎幹事長は19日のNHK番組で「『まっとうな政治』を取り戻したいという声に共鳴をいただいた」と胸を張った。しかし、根幹を支えたのはSNSを使いこなす若者層ではなく、むしろ高齢層であることが浮き彫りになっている。 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が11、12両日に実施した合同世論調査でその実態が明らかになった。立憲民主党の支持層の年代別内訳は60歳以上が52・9%で、調査対象全体の60歳以上の割合(39・7%)を大きく上回った。主要政党では共産党(58・8%)に次ぐ高さで、昭和時代に学生運動が盛んだった「シルバー世代」の支持が大きい。