「スタート時がフェアだったのかどうかという質問に何度も何度も答えるのは正直うんざり。過去は過去でしかない」 「投資をした方々は間違いなく得たものがある。またその価値は投資した当初と比べてかなり上回っている」 今年1月下旬、記者の取材に彼はそう息巻き、不満げな表情をみせた。彼の名はチャールズ・ホスキンソン氏。ビットコインと並ぶ代表的な仮想通貨(暗号資産)イーサリアムの開発に携わった経歴を持つ。現在は新しいブロックチェーン技術である「Cardano」(カルダノ)の開発を手がけている。 詳細は後述するが、資金と人材における貢献度からカルダノは「日本発」の仮想通貨と言える。しかし、開発資金を調達するために行ったICO(イニシャル・コイン・オファリング)で、「まるでマルチ商法だ」「情報弱者をあおっている」との批判を受けた。そのため、日本の仮想通貨業界で表立って話題にする人は少なかった。だが、その存在
電子手帳サービス「Lifebear」を提供するライフベアや、予約管理サービス「Coubic」を提供するクービックが2019年3月後半、相次いで情報漏洩を発表した。どちらもサービスのユーザー認証に使うアカウント情報(IDとパスワード)の漏洩を、外部から指摘されて気付いたとしている。 この両社の発表には、気になる内容が含まれていた。 ライフベアは、漏洩したパスワードは「不可逆な暗号化された状態」であり、「それらの情報を使って第三者にログインされることはありません」と断言した。不可逆な暗号化は、ハッシュ化を指すとみられる。 クービックは、パスワードはハッシュ化した状態で漏洩したと説明した。さらにハッシュについて「規則性のない固定長の値を求め、その値によって元のデータを置き換えることで、元のパスワードを読み取れなくする、パスワードの安全な保管で用いられる方法です」と付け加える。
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