『週刊ダイヤモンド』2006/01/28号に、現在の空気をよく読んでいるコラム記事があったので少し紹介したい。 経済と道徳 (辻広雅文) 鈴木宗男事件に連座した元外交官、佐藤優氏の著書『国家の罠』を読めば、捜査当局が時として、時代のけじめをつけ、転換する意図を持って、象徴的な事件を作り出し、それを断罪する存在であることが、身に迫って理解できる。 ライブドアの堀江貴文社長が、粉飾決算、株価操縦などの嫌疑で追い詰められている。違法取引を摘発して、資本市場の透明性、健全性を高めるのは、司法に課せられた当然の機能である。だが、彼らの狙いは、生身の堀江氏ではなく、カネ儲けには手段を選ばずに成り上がり、稼いだもの勝ちという風潮、時代の象徴となった「ホリエモン」を葬り去ることではないか。 私たちには今、十数年に及ぶ米国型市場主義改革の疲れからか、経済低迷を抜け出した安堵と自信からか、日本的経営や伝統的心
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