締め切りとなっていた原稿を書き上げて、昨晩の10時ころからまた温故の年賀状書きを始める。今日は腹を据えての徹夜である。これを書き終えるまで寝るつもりはない。ちょっと疲れたので休んで、これを書いている。昨日驚いたことがひとつあった。ホワイトカラー・エグゼンプション(white collar exemption、ホワイトカラー労働時間規制適用免除制度)の問題である。いろいろ反対があるが厚生労働省としては断固これをやると発言した柳澤伯夫厚生労働大臣の表情と物言いである。彼はこんな男では決してなかったのだが……。 私は柳澤伯夫代議士とはたいへん親しかった。彼は私の1期後に当選し、同じ宏池会に属していた。もともと田中六助氏の秘書をしていた関係で、宮沢喜一氏と田中六助氏が宏池会の覇を争っていたころ彼は田中氏の陣営にいた。私は宏池会の次の会長は宮沢氏しかいないと思っていたので、そのころはあまり親しく付き