予想外の反響を呼んだ新聞コラム 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件をめぐる報道が連日、新聞やテレビを賑わせている。私は所属する新聞の署名入りコラムで次のように書いた。 「・・・読者として多くの記事を読む限り、正直言って『これはいったい、なんだ』という感じも抱いてきた。なぜなら、当事者本人か捜査当局しか知り得ないような情報がしばしば盛り込まれているからだ。ときには当事者が捜査当局に供述したとされる内容が報じられたりしている」 「ということは、当事者が取材記者に話したか、あるいは当局が記者にリークしたのではないか。疑惑があるなら解明されねばならないのは当然である。現場で取材する記者の苦労は理解できるし、多としたい。だが、結果的に当局の情報操作に手を貸す結果になっているとしたら、それもまた見逃せないのだ」(「『小沢疑惑報道』の読み方」、東京新