新聞に首をかしげるような内容の小さな囲み記事が申し訳程度に出ている。 通常なら社をあげて論陣を張るべき内容のはずだが、まさに森田実氏の言われるとおり、「マスコミを信用してはならない――日本のマスコミは政治権力と合体し国民を支配し圧迫する凶器と化した」である。新聞(上層部?)は小泉無責任改悪と共同正犯であり、今は、安倍政権が「改革路線」から少しずつはなれて支持率が下がったと小泉路線継承が正しい道であるかのようなデマゴーグを垂れ流し続けている。新聞社内部も分裂しているように見える。新自由主義、グロ-バリズムの信奉者は、もはや信念というより宗教の領域か? 新聞は再販制度特殊指定や記者クラブという特権にあぐらをかき、それを守るためにはなりふり構わぬことを平気で行いながら、偉そうに土木や建築を見下して談合撲滅のキャンペーンを張っている特権意識の教団である。賄賂は国を滅ぼさないが「正義」は国を滅ぼす。