イタリアの芸術家サルヴァトーレ・ガラウは、今月初めに「Io Sono」(I am)というタイトルの作品を販売した。当初は6000ユーロを見込んでいたが、競売で値段が釣り上がり、最終的な売却額は1万5000ユーロ(約200万円)に。購入者には本物であるという証明書を渡したという。 この作品の特徴は目に見えないことだ。だが、ガラウは作品がないわけではなく、「真空」なのだと説明する。彼は、「真空とはエネルギーに満ちた空間にほかならない」と語る。 英紙「デイリー・メール」によると、この彫刻は照明や空調のないプライベートな1.5メートル四方の空間に展示されることを想定しているそうだ。彫刻の販売を手掛けたイタリアのオークション会社「Art-Rite」は、購入した人の名を明らかにしていない。 ガラウはこの作品の前にも、目に見えない彫刻「瞑想するブッダ」を発表している。5月17日、彼はインスタグラムに短い
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