クイーンエリザベス2世Cに参戦して競走を中止していた23年の3冠牝馬リバティアイランド(牝5歳、栗東・中内田)が、予後不良で安楽死処置が施されたことが27日、明らかになった。所属するサンデーサラブレッドクラブがホームページで発表した。 最後の直線で故障を発生し、左前脚の種子骨靱帯の内側と外側を断裂。球節部の亜脱臼により、球節部が地面に着いている状態だった。獣医師により、予後不良の診断を受け、安楽死の処置が施された。 同馬は父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズの間に誕生した鹿毛馬。22年7月にデビュー勝ちを飾ると、同年阪神JFでG1初制覇。23年は桜花賞、オークス、秋華賞を3連勝し、同年ジャパンCでは当時現役最強を誇ったイクイノックスに果敢に挑戦して2着となった。古馬になってからはドバイや香港などに転戦するなど、世界を舞台に活躍していた。 提供:デイリースポーツ