大相撲の土俵に女性が上がれないという伝統をめぐって議論が起こっていることを受けて日本相撲協会は今後、アンケート調査などを実施し「女人禁制」について検討を行っていくことになりました。 また、巡業の際に土俵上でのあいさつを断られた兵庫県宝塚市の女性の市長が今月、相撲協会を訪れて女性が土俵に上がれるよう要望するなど、大相撲の「女人禁制」をめぐる議論が起こっています。 この問題について相撲協会は28日、臨時の理事会を開いて意見交換を行い八角理事長の談話としてこれまでの経緯や今後の方針を発表しました。 その中で、女性を土俵に上げない理由については神事を起源としていることや大相撲の伝統などをあげ「土俵は男の戦いの場であり鍛錬の場であるという約束事のもと、土俵に女性が上がることはないという習慣が受け継がれてきた」とし女性を差別する意識はないと強調しています。 そのうえで、「この問題については私どもに時間