所属議員の失言が止まらない自民党が、「失言防止マニュアル」を議員に配った。夏には衆参同日選の臆測もあるなか、改めて引き締めを狙っているようだ。政治家の言葉は変わるのか。 自民党のすべての国会議員や党職員らに10日に配られた文書のタイトルは「『失言』や『誤解』を防ぐには」。党遊説局がまとめたA4サイズ1枚の紙で、隅には「配布厳禁・内部資料」とある。 最初に挙げた注意点は、「発言は『切り取られる』ことを意識する」。テレビの放送時間や新聞記事の文字数には限りがあるため、政治家の発言を丸ごと発信することはほぼないとする。 その上で、表現が強くなって失言を招きやすい「パターン」として、①歴史認識、政治信条②ジェンダー(性差)・LGBT③事故や災害④病気や老い⑤身内と話すような、ウケも狙える雑談口調――を示した。私的な会合でも取材されていたり、スマートフォンで撮られて発信されたりする可能性もあると警鐘
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