ビューとは「定義したSELECT文の処理結果集合を、あたかも通常のテーブルのようにあつかう」ための機能です。アプリケーションから複雑なSQL文を発行しなくても良いようにしたり、データベースモデル設計でいうところの「外部モデルの実装形態」として使用します。データベース設計者によっては、頻繁に使用されることも多いのではないでしょうか。 ただし、ビューは検索対象に使用する際には実テーブルと同じようにあつかえますが、更新対象として使用する際には実テーブルのようにはあつかえません。そこで今回は、PostgreSQLとMySQLそれぞれが持つビューの機能について特に更新処理に着目し、具体的な例を交えながら解説します。 PostgreSQLでは、単純にCREATE VIEW文にて作成したビューを更新することができません。ここでは詳しく触れませんが、PostgreSQLのビューは「ルール」という仕組みを利