寛永 (かんえい、正体字:寛󠄁永)は、日本の元号の一つ。元和の後、正保の前。1624年から1644年までの期間を指す。この時代の天皇は後水尾天皇、明正天皇、後光明天皇。江戸幕府将軍は徳川家光。 元和10年2月30日(グレゴリオ暦1624年4月17日) 讖緯説に基づく甲子革令に当たるため改元。ただし、徳川家光の征夷大将軍任命にあたり、「将軍代始改元」を改元事由に加えようとした江戸幕府の意向とする説もある[注釈 1]。 朝廷から提示された8つの候補のうち、幕府が選んだ寛永・享明・貞正の3候補から、天皇の意向によって選ばれた[5]。 寛永21年12月16日(グレゴリオ暦1645年1月13日[注釈 2]) 正保に改元。