大分前にベストセラーになった本なので、この本のタイトル、装丁は誰でも一度は見たことがあると思う。実際、自分はリアルタイムでテレビで著者の波乱万丈のドキュメント映像を見た記憶がある。ベストセラーは基本的にわざわざ自分が読むものではないと思っている部分が多少あるが、この本はある人に薦められたので、買って読んでみることにした。読了した結果、率直な感想を示すと、売れるものには売れるだけの理由があるのだなと思った。そして、がんばって生きていこうと思った。 著者は、中学時代のいじめが発端となって割腹自殺未遂をし、一命を取り留めるが精神科通いにさせられ、そしてさらに落ちぶれて16歳で極道の妻となる。その後ホステスをしているときに、大平のおっちゃんに出会うことで人生をやり直すきっかけを得て、宅建、司法書士、司法試験と合格し、現在は非行少年たちを救うための弁護士として活躍している。 著者の波乱万丈の経緯は、