関東のディスカウント・スーパー「オーケーストア」を経営するオーケーが、関西の老舗食品スーパー「関西スーパー」を経営する関西スーパーマーケットの買収を表明した。オーケーは関西に店舗がなく、関西進出の勝負手となる。 この決定は9月3日に発表された。4日前の8月31日には、関西スーパーがエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの買収により、傘下に入るとの発表があったばかりだった。H2Oとオーケーの、関西スーパーを巡る買収合戦に発展している。 H2Oは、阪急阪神東宝グループの小売部門だ。阪急百貨店や阪神百貨店の他、関西の食品スーパー「イズミヤ」「阪急オアシス」もグループ会社。しかも、関西スーパーとイズミヤ、阪急オアシスが経営統合するという大掛かりな話だ。もし実現すれば、関西のスーパー3社がアライアンスを組んだ、年商4000億円超の巨大なローカルスーパーのグループが新たに出現する。