新型コロナウイルスの世界的な大流行で、生活や経済活動は激変している。国立感染症研究所のOBで米CDC(疾病予防管理センター)勤務の経験もあり、『人類と感染症の歴史』(丸善出版)、『続・人類と感染症の歴史』(同)の著書もある加藤茂孝氏に、新型コロナで混乱する当局と医療現場、さらに歴史的な意味を聞いた。(聞き手はニュースソクラ編集長、土屋直也) ーーいま続いている外出自粛は効果的でしょうか。 人と人の接触を絶つことが感染症の拡大防止に効果的であることは14世紀のペスト大流行、あるいはそれ以前からわかっていました。古典的だがいまでも通じる手法です。SARS、MERSも基本的に人と人との接触を止めることで拡大を止めました。 今の日本で気になるのは、世の中の人が納得する十分な説明がなされていないことです。外出自粛は重症者が増えすぎて医療崩壊が起こるのを食い止めるためにやっているのですが、最初からそこ
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