5月の大型連休まであと2週間ほどとなり、春の行楽シーズンを狙った各社デジタル一眼がほぼ出そろった。 今春、ミラーレスを含むデジタル一眼のクラスに新製品を投入してきたのは、キヤノンとニコンの2社。キヤノンは定番ともいえる「EOS Kiss」シリーズの新製品として「EOS Kiss X5」「EOS Kiss X50」を、ニコンはエントリークラスに属しながらも部分的には中級機と同一スペックとなるバリアングル液晶搭載機「D5100」を投入した。 新発表された製品は耳目を集めるが、だからといって、発表より時間のたった製品でも、その魅力が損なわれている訳ではない。コンパクトデジカメに比べるとデジタル一眼は新製品投入サイクルが比較的長いため、昨年春から夏に発表されたモデルが最新モデルというケースも少なくないからだ。また、撮像素子の高画素化などといったスペック競争が一段落した感もあるため、昨年発表のモデル