「中部電力浜岡原発を内部取材。「フィルター付きベント工事」「失敗に学ぶ回廊」の安全思想で再稼働できるか 九州電力川内発電所(1、2号機)を先頭に再稼働の動きが本格化する加圧水型原子炉(PWR)を持つ原子力発電所と違い、沸騰水型原子炉(BWR)を持つ原子力発電所の再稼働へ向けた歩みは相変わらず鈍いままだ。 その原因は、東日本大震災で大きな事故を起こした東京電力福島第一原発の1~3号機がBWRだったことにある。政府は、原子炉のタイプの違いに着目し、「PWR=安全」「BWR=危険」と印象付ける議論を容認し、そのムードに乗じてPWRの再稼働を優先する姿勢を採ってきた。 しかし、日本経済の根幹を左右しかねない原発戦略をそんな単純なイメージ論で決定するのはあまりにも乱暴だ。 筆者は今月初め(1日)、一連の原発稼働停止騒動の発端になった中部電力浜岡発電所を現地取材して、改めて、この問題に疑問を抱いた。今
![「中部電力浜岡原発を内部取材。「フィルター付きベント工事」「失敗に学ぶ回廊」の安全思想で再稼働できるか() @moneygendai](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1da8b65ae5389b688c4a0aa8e0964f4b319b8086/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fcommon%2Fmoney-gendai%2Fimages%2Fmeta%2Ffb_ogp-image.png)