財務省が24日、発表した2012年の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6兆9273億円の赤字となった。赤字は第2次石油危機時の1980年を上回り過去最大。中国や欧州連合(EU)への輸出が落ち込み、それぞれの国・地域の貿易収支が赤字になった。燃料費の高止まりによる輸入増も響いた。貿易収支(通関ベース)は11年に東日本大震災の影響で2兆5647億円と31年ぶりの赤字に転落した
東京電力福島第一原発の事故をめぐり、業務上過失致死傷などの容疑で告訴・告発を受けて捜査を進めている検察当局は24日までに、東京電力の勝俣恒久・前会長や清水正孝・元社長ら東電幹部から、任意で事情を聴いた模様だ。聴取の結果を踏まえ、年度内にも刑事立件の可否について結論を出すとみられる。 捜査の焦点となっているのは、津波によって全電源が喪失する事態を事故前に予見できていたかどうか。政府事故調の報告書によると、東電は08年に、それまでの想定を超える高さ15・7メートルの津波を試算していたが、対策はその後も具体化していなかったという。 検察当局は勝俣前会長や清水元社長ら東電幹部が、安全対策について社内でどのような検討をしていたかなどについて、説明を求めたとみられる。ただし、今のところ検察内部では、個人の刑事責任を問うのは難しいとの見方が強い。
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