「男女の脳や発達は性差がない」というのは事実か否か?は別として現代先進国の主要な教義となっており、それに異を唱えるものは如何なる人間であれ異教徒として断罪を受けるようになっている。 1例をあげると2005年に全米経済研究所の会議で当時のハーバード大学学長であったローレンス・サマーズは「理系の高位な研究者は男性が多いじゃん?これはまず男性は女性と違ってよく働きよく学ぶことが原因だよね。次に本質的な違いとして男女の脳に性差はやっぱあるんだと思う。だって理系への関心や能力は男性の方が明らかに強いし、IQとかでも広い分布が見られるじゃん」と発言した。当然このような主張は圧倒的に否が多数の賛否両論を呼び、サマーズはハバード大学学長の不信任案を出され可決された。この間、僅か2ヶ月の出来事である。現代社会においては如何なる社会的地位を有する人間ですら表の場ないし公の場において、男女の脳や発達の性差を論じ