日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫) 作者: 山岸凉子出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1994/03メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 293回この商品を含むブログ (166件) を見る 関西旅行から帰ってきた日の晩からひどい咳が出始め、翌日は、貴重な晴天のゴールデンウィークの一日を棒に振る。しかたがないので寝床の中で(熱でやや朦朧としながら)山岸凉子の「日出処の天子」全巻を読み返していた。 本作はご承知のように聖徳太子が実は「超能力者」でその上「ホモ」の「美少年」だったという(史実完全無視の)トンデモ系の少女マンガである。こういうトンデモ系の設定の場合、設定倒れに終わるのが普通で、成功したとしてもせいぜいのところが「ゲテモノ」「キワモノ」「珍品」止まりになるはずなのだが、本作は違う。日本マンガ史上に燦然と輝く珠玉の名作に、しかもシリアスで格調高い作品に仕上がっている。何度
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