2014/10/8 日本では、マネジメントの価値が十分に認識されていない。本連載では、マネジメントの価値を再発見し、「マネジメント・シフト」を起こすことを目標とする。中竹竜二・日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターが、一流と言われるスポーツチームのマネージャー(主に監督)と対談。ビジネス組織のマネジメントにも応用できる、マネジメントの本質を追求していく。 選手を大暴れさせてあげる 中竹:マネジメントシフト連載の1回目は、ぜひ風間さん(風間八宏・川崎フロンターレ監督)にとお願いしました。風間さんは選手に考えさせることを貫いているように感じますが、なぜそういうスタイルに至ったのですか? 風間:球技の何が楽しいかと言えば、自由にボールを扱えて、自分の発想でできることだと思います。ボールを使って相手を翻弄する、というところなんですね、本来の楽しみは。だけど、小学校、中学校、高校となるに