母国がロシアの軍事侵攻を受け、決して心は穏やかではなかっただろう。だが、ウクライナの英雄は自分の仕事を見事にこなした。 現地時間3月13日に行なわれたプレミアリーグ第29節のアストン・ビラ対ウェストハム戦で、後者のウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコは久しぶりにベンチ入りした。そして52分からピッチに登場し、70分に先制点となるゴールを挙げた。 ゴールを決めたヤルモレンコは、天を仰ぎ、跪いて再び点を仰いだあとに、両手で顔を覆い、涙を見せた。サポーターからは喝采が沸き上がり、チームメイトたちに次々と祝福を受けた。 試合は2-1でウェストハムが勝利。試合後に英スポーツチャンネル『Sky Sports』のインタビューに応じたヤルモレンコは、「毎日、ロシア軍がウクライナの人々と殺しているという現実があるから、今はフットボールのことを考えるのがとても難しい」と複雑な心境を告白。しかし「いつも僕