急がないと、もう食べられない 1970年の創業以来、50年余りにわたって営業を続けてきた立ち食いそばうどん界の名門『峠そば』(虎ノ門)が、1月末か2月初旬で閉店する。 この曖昧な閉店時期だが、「店に残っているごま油1斗缶を使い切ったら閉めるからです」とは店長の柏木秀之さん(44歳)の話だ。そもそも閉店のきっかけは、虎ノ門地域の再開発で立ち退きにあうためだという。 新しい店は、都内各地を物色中だが、「いずれにしても1年は休業します」(柏木さん)ということなので2024年以降の新生「峠そば」に期待したい。 残り少なくなった日々だが、あらためて説明すると、全席立ち食いで、2部制になっている。午前7時から8時までの第1部の営業時間内だけ2脚椅子が用意されている。第2部は午前11時から午後1時半までで、そばや種物が売り切れたところで早仕舞いする。 店に入ると「ぷーん」とごま油の香りが漂う。このごま油
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