「ヤラセ」とは、事実を捏造しながらもそれを隠し、あたかも事実であるかのように見せることだ。この言葉が一般化したのは、もう30年も前のこと。当時平日正午に放送されていたテレビ朝日系のワイドショー番組『アフタヌーンショー』において、少年暴力犯罪を捏造して報道したことが明るみに出たことがきっかけである。この事件を機に、当該番組ディレクターは逮捕、懲戒解雇となり、20年も続いていた長寿番組も打ち切りとなった。 ヤラセが発覚することで、そのテレビ局の信用も社会的評価も著しく低下してしまうにもかかわらず、現在もヤラセはなくならない。最近ではTBS系のバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』において、100円ショップの福袋が売れているにもかかわらず「1袋も売れなかった」と報道したことで、局が謝罪に追い込まれた。 そうしたテレビにおけるヤラセへの批判が高まる中、最近では「ガチンコ」を売りにするドキュメンタリ
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