「神様、仏様、福元様・・・」ミラクルセーブ連発の守護神に、試合後全員がピッチに正座し謝罪パフォーマンス:スポーツライター増島みどりの「ザ・スタジアム」
「神様、仏様、福元様・・・」ミラクルセーブ連発の守護神に、試合後全員がピッチに正座し謝罪パフォーマンス 聖地を渦巻いたのは、歓喜や声援以上に、悲鳴だった。フランスの猛攻を受けピンチになるたびに多くの日本人ファンは声にならない声をあげるのが精一杯。ロスタイム４分を凌いだ後は、大喜びするより先に疲れきって椅子にへたり込んでしまう人ばかりだった。 ９６年、アトランタ五輪で初出場をして以来、２０００年のシドニーは予選で敗れて出場できず、０４年のアテネに２大会ぶりに復帰。五輪初の１勝をもぎ取る。そして北京では４強まで初めて進出したがメダルは手にできずに終わり、ロンドンは、４年前に取れなかったメダルを奪還する戦いでもあった。 しかし、ゲームプランは思うようには進まない。ボールを保持し、自分たちでパスを回す「なでしこ」の展開とも、相手陣営まで攻め込みシュートを撃って攻撃を終わる積極的なパターンとも全く違
日本代表ザッケローニ監督新年インタビュー :スポーツライター増島みどりの「ザ・スタジアム」
２０１２年６月、いよいよブラジルW杯アジア最終予選がスタートする。昨年はすでにカタールでアジア杯を戦っていた「ザックジャパン」は今年、１月を充分な休養にあて２月からの始動に備える。 無敗記録は途絶えたが、監督は２０１２年、「日本のサッカーに、新たに自分のアイディアを加味する」と、代表のサッカーのグレードアップを目標に掲げ、「最終予選はスタートダッシュを切る」と力強く宣言した。 ー最終予選は、スタートダッシュをかける― ―２０１２年は最終予選の年になります。どんな一年にしていきたいとお考えでしょう。 ザッケローニ監督 １１月、クアラルンプールでＡＦＣ（アジアサッカー連盟）の会議に参加し、各国が日本をターゲットにし、対日本、打倒日本にとても強い意識を持っていることを肌で感じ取ることができました。相当に研究された中での最終予選であることは明確なので、より多くのバリエーションを増やしていかなければ
「なでしこ スウェーデンを３－１で下して決勝進出 初のメダルを手に」初先発の川澄が２ゴール 澤勝ち越し弾:スポーツライター増島みどりの「ザ・スタジアム」
サッカーの女子Ｗ杯ドイツ大会は１３日（日本時間１４日午前３時４５分）、フランクフルトで準決勝第２戦の日本－スウェーデン戦が行われ、日本は３－１で勝利し決勝に進出、悲願のメダルを獲得した。 前半１０分、中盤の澤穂希とDF間との横パスをカットされ、一人で持ち込んだFWオクビストに先制される。しかし、前線からの早い守備でボールを奪い、速く正確なパスをつなぐ「なでしこ」らしい展開をしっかり守って、攻め続ける。１９分、大野忍が中央でボールをもらうと体を張って突破。左サイトの宮間あや)が崩して中央へクロスあげ、そこにこの日、今大会初先発の川澄奈穂美が、体ごとボールに飛び込む格好でボールがゴール右隅に入って追いついた。 前半は、ボール支配率でも６０％、シュート６本と、ここまで全勝で勝ち進んできたスウェーデン圧倒した。 日本はメンバー交代はせずに後半へ。時間を追うごとに動きがよくなるフィジカルコンディシ
「日本代表ＦＷ岡崎慎司の夢の種」元日天皇杯決勝を前インタビュー:スポーツライター増島みどりの「ザ・スタジアム」
ー２０１０年と１１年のハーフラインでー 岡崎慎司（２４＝清水）にとって、２０１１年元日の天皇杯決勝（鹿島、国立競技場１４時キックオフ）はキャリアの分岐点ともなる試合になるはずだ。ルーキーイヤーの２００６年、故障者が相次いだチーム事情から、浦和との決勝戦に初めて先発で出場した。周囲は、「オカはあのとき、何もできなかっただろう！」と、今となっては半ばからかって回想するが、自身は決してそうではなかった。むしろ逆。「オレは絶対、Ｊ１でやれる」と強い手ごたえを抱いて、国立を後にしたという。 プロ初の先発から５年が経ち・・・、 岡崎はＪ１の得点上位に食い込み、日本代表として１８得点を叩き出す日本代表のエースになった。苦しかったＷ杯アジア最終予選、突破を決めたのは岡崎のヘディングだった。０９年は代表戦１６試合で１５得点をたたき出し、国際サッカー歴史統計連盟の世界得点ランキング１位に初めて選ばれた。そして
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