米司法省は、電子書籍の販売をめぐり、米アップルと複数の欧米大手出版社に公正な競争を阻害した独占禁止法(反トラスト法)違反の疑いがあるとして、ニューヨークの裁判所に提訴した。欧米メディアが11日伝えた。 アップルが多機能端末iPad(アイパッド)の導入とともに始めた電子書籍のオンライン書店「アイブックストア」で、アップルと出版大手が共謀して書籍を値上げした疑いが持たれている。 対象の出版大手はハーパー・コリンズ、アシェット、ペンギン、マクミランなど。 欧州連合(EU)の欧州委員会も、アップルと出版大手が、欧州市場での電子書籍の販売をめぐり公正な競争を阻害したとして調査を始めたと明らかにしている。(共同)