ミュージシャン養成学校の〝ヘビメタ先生〟に4年間にわたって片思いを募らせ、何度もメールを送りつけていた35歳の女ストーカー。あまりの奇行に、学校側は女を〝要注意人物〟として対応にあたり、ついに訴訟を提起した 《先生のことが本当に好き》《思いっきり抱きしめてもらいたい》。甘い言葉をしたためたメールの送り主は、先生に恋する生徒ではなく、35歳のストーカー女だった。片思いをしていたミュージシャン養成学校の男性教員に4年にわたって付きまとい、学校の業務を妨害したとして、大阪地裁は7月、女に学校への立ち入りや学校関係者との接触を禁じる判決を言い渡した。女は教員らに最大5千字からなる計446通のメールを送信。勝手に校舎に侵入して教員に熱い視線を送ることもあり、学校関係者はそのたびに対応に追われていた。恐怖すら覚える女の奇行に、学校側はどう立ち向かったのか。 「タワシを見ても幸せ」 平成21年、大阪府内