多摩動物公園(東京都日野市)は7日、チンパンジーが園内に逃げた場合に備えた訓練を行った。 来園者の避難誘導や捕獲の手順を確認するなど、職員約80人が緊急事態への対策を学んだ。 同園は動物の脱走を想定した訓練を定期的に行っている。過去には実際にチンパンジー、シフゾウ、レッサーパンダ、ホオアカトキが逃げ出したことがあるという。 今回は、地震が起きたことでチンパンジー舎から1頭が園内に逃げ出した――との想定。飼育員が着ぐるみをまとってチンパンジーに 扮 ( ふん ) した。 職員を襲ってケガを負わせ、興奮気味に園内を逃げ回るチンパンジーに、刺激しないように追い込む職員たち。放送などで来園者を安全な場所に誘導しつつ、捕獲用の網を持った職員が正門付近でチンパンジーを包囲。最後は、捕獲隊が麻酔銃を命中させ、確保に成功した。 約1時間の訓練を振り返り、福田豊園長は「動物が脱走することを防ぐのはもちろんだ
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