ブックマーク / www.itmedia.co.jp (44)

  • 電子政府の研究はIT推進の教科書として最適だ

    政府が構築したITシステムの多くは極めて利用率が低い。民間企業では考えられないことだが、これを失敗とするどころか、次のプロジェクトでシステム利用率を上げるための施策が平然と行われる。 今回は行政のIT利用について考える。日政府は、IT推進5カ年計画として、e-Japan戦略(2001年~2005年)、IT新改革戦略(2006年~2010年)、i-Japan戦略2015(2009年~2015年)を進めてきた*1。その中で電子政府、電子自治体の推進は大きな柱の1つになっている。 官僚の奇妙な行動は、昔から法則研究者の宝庫であった。電子政府、電子自治体計画も例外ではない。ここでは、「利用されない電子申請・手続きシステム」を対象に、検討する。 e-Japan戦略では、申請業務や入札業務などのオンラインシステムの構築を推進した。その結果、5年間で3兆円規模の投資により、ほとんどの申請や手続き業

    電子政府の研究はIT推進の教科書として最適だ
  • コレ1枚で分かる「IoTが生み出す3つの価値」

    前を走っている自動車がスピードを落とせば、後方の自動車もそれに合わせてスピードを落とします。自動車と信号機がつながり、通行量に応じて信号機の点灯を制御するので、今よりもっとスムーズな走行ができます。 その結果、渋滞は解消され、無駄なガソリンの消費も抑えられ、環境に優しい輸送が実現します。 このように、モノ同士がつながることで、モノがお互いに協調・連携しながら、全体最適を実現してくれるのです。 クラウドにつながりモノ自身が賢くなる 電子レンジは、クラウドサービスから今話題の料理レシピを手に入れ、最適な時間や調理法を設定してくれます。 冷蔵庫は、少なくなった常備材を検知して自動で発注してくれます。 自動車に今日べたい料理を話しかけると、お勧めのレストランを紹介し、予約までしくれます。そして、渋滞のない快適なルートに沿って自動車を走らせてくれるでしょう。 1つ1つのモノに大きなデータや頭脳

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  • コレ1枚で分かる「自動化から自律化への進化」

    この連載は カップめんを待つ間に、電車の待ち時間に、歯磨きしている間に“いまさら聞けない”ITトレンドが分かっちゃう! 今さら聞けないITの最新トレンドやビジネス戦略を、体系的に整理して分かりやすく解説する連載です。「この用語、案外、分かっているようで分かっていないかも」「IT用語を現場の社員にもっと分かりやすく説明できるようになりたい」――。情シスの皆さんのこんな課題を解決します。 ITは、これまで、プログラムされたやり方をその通り確実にこなしてくれる“自動化(automatic)”への取り組みを進めてきました。しかし、人工知能の機能や性能が向上する中、自分で学習し、独自にルールを作り、仮説検証し、状況を把握して最適な方法を選択・判断して自ら実行する“自律化(autonomous)”を実現する取り組みも進んでいます。 例えば、目的地を指定すればドライバーが運転する必要のない自動車、配達先

    コレ1枚で分かる「自動化から自律化への進化」
  • 第30回 Docker Swarmを知る 複数の物理サーバでDocker環境をクラスタ化する方法

    第30回 Docker Swarmを知る 複数の物理サーバでDocker環境をクラスタ化する方法:古賀政純の「攻めのITのためのDocker塾」(1/3 ページ) 複数の物理サーバで稼働するDockerコンテナ同士が通信するには、どうすればよいのでしょうか。そのためには、Docker特有のコンポーネントを理解する必要があります。今回は、Docker環境のネットワーキングを実現するソフトウェアコンポーネントと具体的なコンテナ間の通信方法を紹介します。 複数の物理サーバで稼働するコンテナ同士の通信 Dockerの登場以来、コミュニティーで盛んに議論されていた話題の一つに、複数の物理サーバで稼働するコンテナ同士の通信(一般的にマルチホストネットワークといいます)があります。この連載で紹介していた内容は、全て1台の物理サーバでコンテナを稼働させるものでした。しかし、実際のエンタープライズシステムで

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  • ミミズの筋肉使ったポンプ開発 エネルギー源はATP 電力不要の超小型ポンプ実現へ

    理化学研究所と東京電機大学の共同研究チームは10月17日、ミミズの筋肉組織を利用した小型ポンプを開発したと発表した。動作のためのエネルギー源には、生体の共通エネルギー源であるアデノシン三リン酸(ATP)を利用しており、将来、ミミズと同様の構造を人工的に作ることができれば、電力不要で駆動する超小型ポンプを開発できる可能性があるという。 ポンプは、体内埋め込み装置の開発など最先端研究分野で小型化が求められているが、従来の圧電素子による小型ポンプは、電源やワイヤーなどが必要で、小型化には限界があった。 研究チームは、小型ポンプの材料に生体筋肉組織を利用することで、小型で効率のよいポンプが実現できるのではないかと発案。ミミズの体表を構成する「体壁筋」に着目した。ミミズの体壁筋は収縮力に優れ、制御性や応答速度にも長けているためだ。 まず、フトミミズを輪切りにして開き、幅約1センチのシート状にし、電気

    ミミズの筋肉使ったポンプ開発 エネルギー源はATP 電力不要の超小型ポンプ実現へ
  • 今どき“USBもクラウドストレージも使えない会社”なんて……

    皆さんは「隣の人にちょっとしたファイルを渡したい」というとき、どのようにしてファイルを渡していますか。iPhoneを使っているわが家では、無線経由でデータをやりとりできるAirDropを使っています。 今やも、この方法を使うようになりました。私のiPhoneのほうが高画質な写真が撮れるため、はごはんやの写真を撮影する時に私のiPhoneを奪って撮影し、自分のiPhoneに無線で送っているのです。近くにあるiOS/macOS端末を指定してファイルやデータのやりとりができるもの便利なところ。Android同士なら、NFCを使った「Androidビーム」も便利ですね。 ビジネスになったとたんに制限される「便利なあの機能」 他にもPC同士のファイルのやりとりなら、クラウドを使った「Dropbox」や「OneDrive」などのクラウドストレージを使うこともできるでしょう。私自身も編集部との原稿

    今どき“USBもクラウドストレージも使えない会社”なんて……
  • コレ1枚で分かる「機械学習の仕組み」

    この連載は カップめんを待つ間に、電車の待ち時間に、歯磨きしている間に“いまさら聞けない”ITトレンドが分かっちゃう! 今さら聞けないITの最新トレンドやビジネス戦略を、体系的に整理して分かりやすく解説する連載です。「この用語、案外、分かっているようで分かっていないかも」「IT用語を現場の社員にもっと分かりやすく説明できるようになりたい」――。情シスの皆さんのこんな課題を解決します。 人工知能を支える中核的な技術に「機械学習」があります。機械学習とは、大量の学習データを機械に読み込ませ、分類や判断と言った推論のためのルールを機械に作らせようという仕組みです。そのプロセスは、大きく「学習」と「推論」の2つに分けることができます。 学習 大量の学習データから特徴を抽出し、推論を行うための「ひな型」となる「推論モデル」を生成するプロセスです。 学習を行うには、入力された学習データにどのような特徴

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  • 世界初「ディープラーニングの自動設計アルゴリズム」開発 三菱電機

    三菱電機は10月7日、データの特徴を学習して推論処理を行う「ディープラーニング」を自動設計する「ディープラーニング自動設計アルゴリズム」を開発したと発表した。専門知識がなくても、ディープラーニングを活用した人工知能AI)を短時間・低コストで企業システムなどに導入できるとしている。 学習データがあれば、独自のアルゴリズムでディープラーニングを自動設計できる。学習データの中から特徴的なデータのみを重複なく抽出することで効率的に適切なネットワークを構築できるという。機器のシステムに依存しないため、使用環境に合わせた高度な推論処理が可能だとしている。 従来、企業システムにディープラーニングを導入するには、AIの専門家に依頼して設計してもらう必要があったが、このアルゴリズムを使えば、企業内のシステム専門家だけで設計でき、AI専門家に依頼する必要がないという。専門家に依頼した場合は数日~数週間かかっ

    世界初「ディープラーニングの自動設計アルゴリズム」開発 三菱電機
  • コレ1枚で分かる「特化型人工知能と汎用型人工知能」

    人工知能の進化には、ここ数年目を見張るものがあります。例えば、画像認識では、画像の中に何が写っているかを識別する能力は、既に人間の能力を超える成果が示されています。その技術を使って、CTやレントゲンの映像から病巣を見つけ出す、あるいは防犯カメラに写った来店客の挙動から窃盗の可能性を察知する、などの実用例も登場しています。 また、音声認識では、異なる言語同士の対話をリアルタイムで翻訳するサービスが登場しました。さらに、対話応答の分野では、AmazonのEchoやAppleのSiriのように自然な言葉で語りかけるだけでエアコンを操作する、オンラインで買い物をする、好きな音楽を再生するなどのことができるようになっています。 このように、人工知能は特定の知的作業領域において既に人間の能力をしのぐほどの実力を示しています。 しかし、その成果は、ここに示したような特定の知的作業を専門にこなす「特化型人

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  • 「Google翻訳」にニューラルネット機械翻訳技術を採用 まずは中国語→英語で

    Googleは9月27日(現地時間)、「Google翻訳」の新しい翻訳システム「Google Neural Machine Translation(GNMT)」を発表した。まずは機械翻訳が難しいことで悪名高い中国語から英語への翻訳で採用した。 Neural Machine Translation(NMT)を大まかに説明すると、ある言語の単語を系列データとして固定長のベクトルに置き換え、それを別の言語の系列データに変換する「エンコーダ・デコーダ」モデルをニューラルネットワークで行うというものだ。デコーダは元の言語のベクトル間の関連性の重みに注意を払いながらデコードする。 GNMTは同社がオープンソースで公開している機械学習システム「TensorFlow」および機械学習向けハードウェア「Tensor Processing Unit(TPU)」で実現したオリジナルのNMTシステムだ。 Goog

    「Google翻訳」にニューラルネット機械翻訳技術を採用 まずは中国語→英語で
  • コレ1枚で分かる「知性の発達と人工知能の発展」

    人間は生を受けると、さまざまな刺激を外界から受けることになります。その刺激を観察し、感じることを繰り返し、「今、自分は何をやっているのか」「どんな状況なのか」を自分で把握する心の働き「意識」を育てていきます。意識は、好奇心を生み出し、触ったり、見たり、しゃぶったりといった行動を促し、観察の方法や範囲を広げていきます。そういうことを積み重ねて、人間は心と身体の関係を無意識のうちに築いていくのでしょう。 そういう心と身体の働きを繰り返し使っていくうちに、自分の周りにあるさまざまな事象を感覚的に捉えるようになります。つまり、ものごとには特徴や規則性があることが分かるようになり、それを認識し、識別できるようになるのです。例えば、お母さんの顔や、自分か好きなオモチャ、ミルクを飲むということに特徴や規則性を見いだし、理屈ではなく、感覚的に捉えるようになります。つまり、概念を獲得していくのです。 このよ

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  • Facebook、AI画像認識技術「DeepMask」などをオープンソース化

    米Facebookは8月25日(現地時間)、同社の人工知能研究機関「Facebook AI Research(FAIR)」で開発している画像認識関連の3つの技術「DeepMask」「SharpMask」「MultiPathNet」をGitHubで公開した。 まだ発展途上のこの技術をオープンソース化することで、外部研究者の協力を得て精度を向上させるのが目的だ。 FacebookはFAIRの立ち上げ当初から、「コンピュータビジョン」と呼ばれる研究分野に注力し、コンピュータに人間と同じレベルの目と脳を持たせることに取り組んできた。 今回公開した3つの技術は画像内のオブジェクトを抽出して識別するためのもので、同社が4月に発表した視覚障害者向け音声キャプションにも採用している。 FAIRの博士研究員、ピョートル・ダラー氏は以下の画像で、コンピュータビジョンの実現の難しさを説明している。左が人間が見る

    Facebook、AI画像認識技術「DeepMask」などをオープンソース化
  • Evernoteがプラン改訂!? よろしい、ならばSynologyだ!!

    Evernoteがプラン改訂!? よろしい、ならばSynologyだ!!:Synology Note Stationで「すべてを記憶する」(1/4 ページ) Evernoteは「すべてを記憶する」をキャッチフレーズに、さまざまなメディアの情報を一元的かつ網羅的に扱えるようにするクラウドサービスだ。ユーザー自身で作成したリッチフォーマットのメモはもちろん、Webページのクリップ、PDF、画像など、日々出会った情報を放り込んでおくことで、単なる外部記憶にとどまらない「第2の脳」として活用することができる。 一般向けのEvernoteには有料・無料合わせて3つのプランがあるが、特徴的な点としてストレージ容量の上限ではなく、月間アップロード容量にプランごとの上限が定められていることが挙げられる(もっとも、情報の最小単位であるノートの数と、ノートあたりのサイズに上限があるため、理論的なストレージ容量

    Evernoteがプラン改訂!? よろしい、ならばSynologyだ!!
  • 「脱Excel」か「まだExcel」か――その選択のポイントとは?

    「脱Excel」か「まだExcel」か――その選択のポイントとは?:セルフサービスBIの「光と闇」(前編)(1/3 ページ) 企業のデータ活用において「セルフサービスBI」を導入するケースが増えてきているが、その成否は二分しているのが現状だ。その理由はどこにあるのか。今、あらためてBIを取り巻く環境をガートナーの堀内氏に解説してもらった。 業務部門が情シスに頼らず、自らデータ分析やリポート作成を行う「セルフサービスBI」。昨年ごろから一気に注目度が上がり、導入する企業が増えてきているものの、効果が上がるケースと上がらないケースに分かれてしまっているのが現状だ。 関連記事→データ分析の注目トレンド、「セルフサービスBI」って何ですか? 「データの活用を考えるならば、情報システム部門としては、もはやセルフサービス型のBIを検討せざるを得ない、または取り組まざるを得ない状況にあると思います」 こ

    「脱Excel」か「まだExcel」か――その選択のポイントとは?
  • IT関連53団体・5000社束ねる「日本IT団体連盟」設立 政策提言・人材育成へ

    コンピュータソフトウェア協会や日インターネットプロバイダー協会など、IT産業に関わる53団体を束ねる連合体「一般社団法人 日IT団体連盟」(会長:ヤフー社長の宮坂学氏)が7月22日に設立された。IT業界の意思を1つにまとめ、政策提言や人材育成を行う。 IT関連団体は国内に100以上あるが、団体ごとに独自の活動をしており、業界としてまとまった意見を政府に届けられなかったという。新連盟は、このうち53団体(加盟企業数約5000社)をまとめた日最大級の連合体として、官民の連携強化やIT人材の育成などに業界一丸となって取り組む。 新製品・新サービスが健全に発展するような政策や、IT人材の育成に必要な政策について、政府や教育機関へ提言する。 各社が独自に行ってきた開発イベントやプログラミングコンテストなども、団体間で情報共有するほか、共同で施策を実施。特に、今後需要が高まるとみられるセキュリテ

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  • 日本人の“常識”が変わった? 人が行き交う駅の床に貼られた「フロア広告」の秘密

    至るところに広告が目につく駅やショッピングモール。床面にペタリと貼り付けられ、見下ろすようなものが増えているような気がしませんか? 「フロア広告」と呼ばれるこのスタイルが広がったのはここ20年ほどのこと。21世紀の日人の“常識”の変化も見ることができるのです。

    日本人の“常識”が変わった? 人が行き交う駅の床に貼られた「フロア広告」の秘密
  • フジテレビ、定額動画配信プラン「FODプレミアム」 雑誌読み放題も込みで月額888円

    フジテレビジョンは6月27日、動画配信サービス「フジテレビオンデマンド」の新プランとして定額制の「FODプレミアム」(月額888円、税別)を8月1日に始めると発表した。最新ドラマやバラエティ、映画、オリジナル番組などが対象。雑誌読み放題サービスも利用できる。 7月スタートの月9ドラマ「好きな人がいること」をはじめ、「恋仲」「リッチマン、プアウーマン」「昼顔」など新旧のドラマ、「テラスハウス」「ピカルの定理」などのバラエティに加え、オリジナル番組も配信する。同局の制作番組だけでなく、洋画、邦画、海外ドラマ、アニメも対象だ。経済誌やファッション誌、情報誌など50誌以上を取り扱う雑誌読み放題サービスも定額料金内で利用できる。 現在提供している定額プラン「FOD月額見放題パスポート」(1000円、税別)の対象作品を拡充し、料金も値下げすることで、ユーザー増を狙う。旧プランは廃止し、利用者は自動的に

    フジテレビ、定額動画配信プラン「FODプレミアム」 雑誌読み放題も込みで月額888円
  • 孫社長「悩んでさらに毛が抜けた」 “後継者”アローラ氏退任の理由を語る

    「今回のニケシュの件は当に悩んで、さらに毛が抜けた」――ソフトバンクグループの孫正義氏は6月22日の定時株主総会で、前日に“電撃発表”したニケシュ・アローラ副社長の退任について、頭に手をやりながらこう話した。 孫社長はアローラ氏を後継者に指名しており、来年にも社長の座を譲るつもりだったが、最近になって考えを変え、「あと5~10年」は社長を続投することに決めたという。 退任の背景に2人の確執があるとも報じられる中、孫社長はアローラ氏へのいたわりの言葉を繰り返し、アローラ氏も孫社長への感謝を述べるなど、「円満退任」をアピールした。 アローラ氏は、米Googleで上級副社長兼CBO(最高事業責任者)を務め、2014年にソフトバンク(当時)に入社。15年からは代表取締役副社長として各国でM&Aを推進したほか、中国Allibabaや米Supercell株式の売却も主導した。同氏は「数年のうち」にソ

    孫社長「悩んでさらに毛が抜けた」 “後継者”アローラ氏退任の理由を語る
  • 「ゲームばかりしてないで外で遊びなさい!」がなくなる日――カギはGPS+AR?

    青空のもと、広々とした公園で走り回り、歓声をあげる子どもたち。スマートフォンやタブレットを掲げ、お互いのスクリーンを見比べたりしながら、あっちに行ったり、こっちに来たり。皆が遊んでいるのは、現在開発中の、現実と拡張現実をミックスさせたゲーム、「Geo AR Games」だ。 いつもの見慣れた公園に、海中世界が出現 Geo AR Gamesには、地理空間情報と拡張現実(AR)技術が活用されている。全地球測位システム(GPS)で、遊ぶ人の位置を判別し、スクリーン上に反映させたところに、拡張現実世界を展開する。特徴的なのは、このゲームが屋外用であること。専用のアプリケーションをダウンロードしたスマートフォンやタブレットを持って、外に出て遊ぶようにできているのだ。周りのスペースが大きければ大きいほど、拡張現実世界も広がりを見せ、よりアクティブに遊ぶことができる。 現在公開されている試作品の1つが『

    「ゲームばかりしてないで外で遊びなさい!」がなくなる日――カギはGPS+AR?
  • IT人材不足が深刻化、2030年には78.9万人不足に 経済産業省調べ

    経済産業省は6月10日、国内IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を発表した。IT人材は現時点で17万人超が不足しており、今後人口減少に伴い深刻化すると予測。各国と比較して管理職クラスの割合や理系出身者が少ない傾向があり、年収も500万円前後に集中していることが分かった。 経済産業省によると、IT人材(IT企業と、ユーザー企業の情報システム部門に所属する人材の合計)は現在91.9万人なのに対し、17.1万人が不足していると推計。人口減少に伴い、退職者が就職者を上回ることで19年から先は減少に転じる一方、IT需要の拡大が見込まれるため、人材ギャップは悪化。IT市場が高率で成長した場合、30年にはIT人材数が85.7万人なのに対し、不足数は78.9万人に上ると予測している。 市場拡大が見込まれるセキュリティ分野の人材は現時点で28.1万人、人工知能などの先端分野は9.7万人と推計。セキュ

    IT人材不足が深刻化、2030年には78.9万人不足に 経済産業省調べ