9月6日のUAE(アラブ首長国連邦)とのキリンチャレンジカップを経て、11日に埼玉スタジアムでイラクとワールドカップ・ブラジル大会アジア最終予選を戦います。6月の3連戦を2勝1分けで乗り切り、勝ち点7でグループBの首位に立つ日本代表にとって、今回のイラク戦は重要な試合になると思っています。理由はいろいろありますが、イラクというチームがやはり難敵だからです。ブラジルの本大会に進む可能性を持っていると自他ともに認める存在ですし、チームとしてフィジカルの強さに特長があり、前線には優秀なタレントが何人もいます。2006年のワールドカップ・ドイツ大会で日本代表を指揮し、今回はイラクを率いるジーコ監督は、私が語るまでもなく、日本サッカーの発展に尽くした功労者の一人であり、日本サッカーと日本選手に精通しています。6月はヨルダン、オマーンと戦って、いずれも1―1で引き分け、勝ち点は伸ばせていませんが、だか