岡崎はハンブルガー戦で2ゴールを決め、これはシーズン3度目の1試合複数得点。欧州でプレーする日本人としては初の記録だ。『ビルト』紙はこの活躍ぶりを「オカザキの獲得は掘り出しものだった!」と報じた。 信じれば道は開けるということだろうか。 2011年夏、シュツットガルトでの最初のシーズンを終えた岡崎慎司が、長友佑都と日本のバラエティ番組に出演した際、ドイツ人から「シンジ・カガワ?」と聞かれた際に、「ノー、ノー、シンジ・オカザキ」と返すのが当たり前となっていると答えて、笑いを誘っていた。当時ドルトムントでプレーしていた香川真司の知名度はドイツでは圧倒的だった。 あれからおよそ2年半がたった――。 昨シーズンはシュツットガルトでのリーグ戦でわずかに1ゴールしか決めていなかった岡崎が、爆発している。 2013-'14シーズン前半戦の最後の試合となった第17節のハンブルガーSV戦でも、1トップとして