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ブックマーク / number.bunshun.jp (119)

  • 8試合で7ゴール、1トップが天職か。「シンジ」を岡崎慎司の代名詞に。(ミムラユウスケ)

    岡崎はハンブルガー戦で2ゴールを決め、これはシーズン3度目の1試合複数得点。欧州でプレーする日人としては初の記録だ。『ビルト』紙はこの活躍ぶりを「オカザキの獲得は掘り出しものだった!」と報じた。 信じれば道は開けるということだろうか。 2011年夏、シュツットガルトでの最初のシーズンを終えた岡崎慎司が、長友佑都と日のバラエティ番組に出演した際、ドイツ人から「シンジ・カガワ?」と聞かれた際に、「ノー、ノー、シンジ・オカザキ」と返すのが当たり前となっていると答えて、笑いを誘っていた。当時ドルトムントでプレーしていた香川真司の知名度はドイツでは圧倒的だった。 あれからおよそ2年半がたった――。 昨シーズンはシュツットガルトでのリーグ戦でわずかに1ゴールしか決めていなかった岡崎が、爆発している。 2013-'14シーズン前半戦の最後の試合となった第17節のハンブルガーSV戦でも、1トップとして

    8試合で7ゴール、1トップが天職か。「シンジ」を岡崎慎司の代名詞に。(ミムラユウスケ)
  • 「終わりよければ、すべて良しです」久保裕也がACミラン戦から得たもの。(木崎伸也)

    12月1日のバーゼル戦、久保裕也は1-2と1点ビハインドで迎えた後半23分に、利き足ではない左足で豪快な同点ゴールを決めた。 真のゴールゲッターというのは、人間関係においても自分のリズムを乱さない振る舞い方を知っているらしい。 スイスの名門・ヤングボーイズの久保裕也は、2013年夏に加入して以来、週2回のペースでドイツ語のレッスンを受けてきた。今ではサッカーのことであれば、かなり理解できるようになってきたという。とはいえ、まだチームメイトの会話でわからないときもある。通訳もおらず、普通なら異国での生活がストレスになってもおかしくないだろう。 だが、久保は違った。年内最後の試合となったザンクト・ガレン戦後、まだ19歳だったストライカーは言った(クリスマスイブに20歳になった)。 「自分がしゃべりたいときにみんなのところに行って、ばぁーっと話す。で、話したくなくなったら、みんなから離れるんです

    「終わりよければ、すべて良しです」久保裕也がACミラン戦から得たもの。(木崎伸也)
  • <ゴールハンターの叫び> 大久保嘉人 「どうしても得点王を取りたかった」(小宮良之)

    新天地・川崎フロンターレで31歳にしてキャリアハイを大幅に更新。 男は臆面もなく、自身初のタイトル・得点王へのこだわりを明かした。 大久保嘉人は31歳にして、シーズン自己最多得点を記録した。ヴィッセル神戸から川崎フロンターレに移籍してきて以来、まるで“ゴールの鍵”を手にしたようだ。 「大人になったことで得点が取れている」と関係者は好調の理由を説明する。しかしセレッソ大阪、マジョルカ、ヴォルフスブルク、ヴィッセル神戸と取材を続けてきた筆者から見て、彼の質は変わっていない。むしろ、得点を取り続けているからこそ落ち着いているように映る。だとすれば、ゴールに結びつくプレーそのものに真実はあるはずだった。 自身初のJリーグ得点王タイトルを目前にした彼を訪ねた。 ――Jリーグ得点王に王手(31節時点で24得点)? 「まだ取ってないよ。気が早いって(笑)」 ――残り3試合で3点差。 「3点差なんて、他

    <ゴールハンターの叫び> 大久保嘉人 「どうしても得点王を取りたかった」(小宮良之)
    tacticslife
    tacticslife 2013/12/19
    確かに代表入りしてもおかしくない成績と能力だと思う。
  • 本田移籍問題でイメージ低下も……。ロシア経由4大リーグ行きの将来性。(木崎伸也)

    CSKAモスクワ時代の田圭佑を取り囲むFCクラスノダールの選手。この10月のアウェーでの対戦では1-5と敗れたものの、12月のホームでの試合は1-0とCSKAを下した。 ここ1、2年、ロシアリーグとパイプを持つ代理人から、こんな情報を耳にしていた。 「クラスノダールのクラブが、日人選手に興味を持っている」 クラスノダールにはクバン・クラスノダールとFCクラスノダールがあり、その両クラブともに日人選手をリストアップしているというのだ。田圭佑のCSKAでの活躍や香川真司のマンチェスター・ユナイテッド移籍によって、ロシアでも日株が急上昇しており、新たな投資先として目が向けられている。 ただ、打診を受けた代理人に話を聞くと、「クラスノダールがどんな街かわからないのが不安」と語っていた。確かに首都のモスクワに比べ、地方都市の情報は極端に限られている。日常生活が想像できないと、代理人としても

    本田移籍問題でイメージ低下も……。ロシア経由4大リーグ行きの将来性。(木崎伸也)
    tacticslife
    tacticslife 2013/12/16
    まーでも、アウェイであんな雪の中でやるのはちょっと……。
  • 細貝と長谷部が変える日本人の常識。何故彼らはピッチ中央にいられるか。(ミムラユウスケ)

    チームの中でダントツの走行距離、上位のボールタッチ、被ファール数を誇る細貝は、敵味方双方からチームの中心と認識されていることがわかる。 ブンデスリーガの日人の常識を覆そうとする選手が現れた。それも、2人同時に。 日人選手の特長は敏捷性と技術の高さ、そして真摯にサッカーに取り組む姿勢と言われてきた。中盤の攻撃的なポジションやサイドバックでは、その特長が活かされる。ドルトムントで活躍した香川真司や、シャルケの内田篤人などが代表例だ。ただ、大男の揃うブンデスリーガにおいてボランチやセンターバックのようなポジションでは、体格で劣る日人は活躍できない。それが定説となりつつあった。 しかし今シーズン、ボランチのポジションでチームの中心として活躍する日人選手が2人もいる。ニュルンベルクの長谷部誠とヘルタ・ベルリンの細貝萌だ。それぞれの身長、体重は180cm、72kgと176cm、68kg。 スタ

    細貝と長谷部が変える日本人の常識。何故彼らはピッチ中央にいられるか。(ミムラユウスケ)
  • 「至宝」が大器の片鱗を見せた1年目。南野拓実が追いかける柿谷の背中。(佐藤俊)

    清武、柿谷と引き継がれてきた背番号13を背負う、南野拓実。世代別代表にも選ばれ、将来を嘱望される存在である。 セレッソ大阪は、最終節で浦和レッズに逆転勝ちし、4位でシーズンを終えた。 一時は優勝争いを演じたが、後半に失速し、惜しくも優勝は叶わなかった。だが、個々は大きく成長したシーズンだった。柿谷曜一朗が得点王争いを演じ、日本代表のエースに上り詰めた。山口蛍も東アジアカップ以降代表に定着し、今や第3のボランチとして遠藤保仁、長谷部誠の2強の間に割って入りそうな勢いである。その2人に引っ張られるように、今後のブレイクを感じさせる選手が頭角を現してきた。 それが、南野拓実である。 南野はセレッソユース出身で、昨年、高校3年生の時に大宮戦でデビュー。今シーズンは、小暮大器らとともにトップ昇格を果たし、柿谷の背番号13番を引き継いだ。開幕戦の新潟戦では、高卒ルーキーではクラブ史上初となる開幕スタメ

    「至宝」が大器の片鱗を見せた1年目。南野拓実が追いかける柿谷の背中。(佐藤俊)
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    tacticslife 2013/12/13
    マンUとの試合ですんごいミドル決めてたハズだが。
  • 上原浩治の制球力。~MLBで図抜けた「K/BB」「WHIP」~(小川勝)

    でプレーしていた10年間でリリーフに専念したのは2007年の1年だけだったが、MLBでは見事にクローザーを務めている。 2013年のワールドシリーズを制覇したのはレッドソックスだった。6年ぶり8度目の優勝。抑えの切り札だった上原浩治も大きく貢献した。5試合に登板して4回2/3を投げ無失点、2セーブを記録した。ア・リーグの優勝決定シリーズでは5試合で6回を投げ無失点、1勝3セーブでMVP。米大リーグに移籍して5年目、上原にとって'13年シーズンは素晴らしいシーズンになった。 何しろ今年はレギュラーシーズンで73試合、ポストシーズンで13試合、年間86試合も投げている。登板試合数だけを見ても記録的なシーズンだったわけだが、投球内容を詳しく見ていくと、彼の特徴をよく出した上で、チームに貢献したシーズンだったと言える。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員に

    上原浩治の制球力。~MLBで図抜けた「K/BB」「WHIP」~(小川勝)
  • <各国記者、勝手に座談会> 2014年W杯優勝はココ(鈴木英寿)

    フットボールファンが待ちわびる“祝祭”が近づいてきた。 母国イングランドと世界王者スペイン、開催国ブラジルから 集まった敏腕記者の優勝予想は、思いもよらない展開に……。 出場32カ国がついに決定した来年のW杯ブラジル大会。 強豪国の記者3人がトークバトルしたNumber840号の記事を 全文掲載します! ティム   ブラジルW杯予選もすべての日程を終えました。今日は開催国ブラジルからカルロス・パデイロさん、前回王者スペインからパブロ・サン・ロマンさん。そしてサッカーの母国であるイングランドから私、ティム・リッチ。この3人で優勝予想をしたいと思っています。 パブロ   ずばり、私の一押しは、ブラジルとアルゼンチンです。 ティム   私もアルゼンチンだ。カルロスはやっぱり、ブラジルの優勝を推すんでしょう? カルロス   それがね……僕はドイツなんだよ。 ティム   君はブラジル人なのにどうして

    <各国記者、勝手に座談会> 2014年W杯優勝はココ(鈴木英寿)
  • J1昇格プレーオフを巡る死闘90分。アディショナルタイムに笑う者、泣く者。(細江克弥)

    1-0で長崎を下した試合直後、声援に応える徳島ヴォルティスの選手たち。2005年にJリーグ入りしてからの悲願達成なるか!? 2013シーズンのJ2最終節、J1昇格プレーオフへの出場権を勝ち取ったのは、京都サンガ、徳島ヴォルティス、ジェフユナイテッド千葉、V・ファーレン長崎の4チームだった。 昇降格をめぐるレギュレーションは昨季と同様。J1の下位3チームが自動降格となり、J2の上位2チームが自動昇格、残り1つの昇格枠はJ2の3~6位によって争われるトーナメント「プレーオフ」の優勝者に与えられる。 今季は第41節終了時点でガンバ大阪の優勝、ヴィッセル神戸の2位が確定し、ともに1年でのJ1復帰が決定。4枠のプレーオフ出場権争いは、京都の3位が確定したことで残り3枠となっていた。24日に行なわれたJ2最終節で注目を集めたのは、この3枠をめぐる5チームの争いである。 4位から8位までの勝点差はわずか

    J1昇格プレーオフを巡る死闘90分。アディショナルタイムに笑う者、泣く者。(細江克弥)
  • ベルギー撃破で得た「成功体験」。ザックJ、W杯への進路は固まった!(二宮寿朗)

    「勝てて良かったです。当に勝つことだけを意識していましたから」と、喜ぶよりもむしろホッとした表情で語っていた柿谷。 過去最強との呼び声高い“赤い悪魔”を、“青いサムライ”が沈めた。 それもアウェー、ベルギー代表にとっての聖地ボードワン国王スタジアム(旧ヘイゼルスタジアム)で、欧州予選10試合で4失点しかしていないW杯シード国(FIFAランキング5位)から3点奪って。 アザール、デブライネら傑出した若きタレントを擁するチームに、スタジアムを埋めたベルギーのサポーターたちは、W杯の優勝も決して夢ではないと信じている。だからこそ日に敗れた瞬間、一斉に大きなため息がこぼれた。悪夢じゃないか、とでもいうように。 勝利を淡々と受け止めた、青いユニフォーム。 ヘイゼルのアップセット――。 しかし深夜11時の冷気こもるピッチ上では、青いユニホームが飛び跳ねているわけでも、大喜びしているわけでもなかった

    ベルギー撃破で得た「成功体験」。ザックJ、W杯への進路は固まった!(二宮寿朗)
  • オランダを押し込んで2-2ドロー!甦ったザックジャパンの“2つの顔”。(二宮寿朗)

    オランダ戦で1トップに抜擢され、すべての得点に絡む活躍を見せた大迫。Jリーグでも31節終了時点で18得点を記録している。 ベルギー北東の小都市ゲンクで、ザックジャパンは甦った。 11月16日の午後、気温零度の冷気は、新調されたブルーのユニホームから沸き立つ湯気に変わっていた。漂う濃霧は、クリスタル・アレナの外に追いやられていた。 冷気も、濃霧も彼らは寄せ付けない。それだけの気迫と一体感が、この日の日にはあった。 南アフリカW杯準優勝国のオランダは一時期の勢いこそないとはいえ、W杯欧州予選を段違いの強さで無敗のまま勝ち上がったチームだ。エースのファンペルシはケガで不在ながらも、ベストメンバーに近い陣容で臨んできた。 試合前、スタンドを重い空気が支配する。 パス回しにこだわり過ぎた10月の第1次欧州遠征で2連敗を喫したザックジャパンにとって、難しい相手となることは間違いない。試合前は重い空気

    オランダを押し込んで2-2ドロー!甦ったザックジャパンの“2つの顔”。(二宮寿朗)
  • 「シンジ、マドリーに来ないか?」モウリーニョが香川を誘った日。(豊福晋)

    インタビューをしていると、時として思いがけない発言に出くわすことがある。 こちらがまったく予期していなかったことを話し始めたり、想定外の意見がでてきたり……。インタビューというものは話の流れをある程度計算して進めるものだけれど、そういった部分に関しては計算ができない。そして当に面白い話というものは、大体がそんな予期できないところから生まれるものだ。 今回、10月下旬にロンドンでセッティングしたジョゼ・モウリーニョとのインタビューでもそんなことが起きた。 取材も終盤に差し掛かった頃のことだ。モウリーニョはふとある話を始めた。 それは香川真司についてだった。 「実はまだレアル・マドリーの監督だった頃、私はカガワの獲得に動いていた。実際に我々は彼と話をした。ぜひレアル・マドリーに来てほしい。このチームで一緒にプレーしないかと」 モウリーニョが実際に香川と接触していた――。 香川のドルトムントで

    「シンジ、マドリーに来ないか?」モウリーニョが香川を誘った日。(豊福晋)
    tacticslife
    tacticslife 2013/11/14
    ファーガソンの方が出られそうな事言ったのではないか、と。/記事にもあるように、結局2人とも今は監督してないわけだが。
  • W杯まで8カ月の選手ミーティング。日本代表の“攻撃の形”はどうなる?(木崎伸也)

    0-1で敗れたベラルーシ戦後、うなだれながらサポーターたちに挨拶をする日本代表。GKの川島永嗣は「応援してくれた人たちに申し訳ない気持ちでいっぱい」と語った。 みんなが気で勝ちたいと考えているからこそ、それぞれの思いをぶつける場が設けられたのだろう。 日本代表の選手たちはセルビア戦に0-2で敗れたことを受け、ベラルーシに移動後に選手ミーティングを開いた。これからW杯に向けて、日はどんなサッカーをしていくべきなのか。選手たちの発言を見ると、かなり踏み込んだ議論が行なわれたようだ。 たとえば内田篤人は、『スポーツ報知』(10月23日付)のインタビューでこう語った。 「これまで選手ミーティングで発言したことはなかった。問題点は日々の練習でも話し合えるから、何かあればその場で解決する。ミーティングで言うより、普段から言って、解決すればいいと思う。選手ミーティングなんて、ない方がいいに決まってい

    W杯まで8カ月の選手ミーティング。日本代表の“攻撃の形”はどうなる?(木崎伸也)
  • 清武・長谷部が迎えた“曲者”新監督。攻撃スタイルが2人に与える影響は?(ミムラユウスケ)

    ビージンガー前監督解任の際に「自分自身の責任も感じている」と発言した長谷部。新体制ではさらに攻撃的な役割を課せられた。清武とともにチームを牽引したいところ。 今シーズンに入ってから、公式戦で1度も勝利を手にしていないブンデスリーガでただひとつのチームが、ニュルンベルクだ。10試合を終えて3敗7分け。入れ替え戦にまわる16位に沈んでいる。 だが、そんなチームがこれから変わっていくかもしれない。 10月6日のホームゲームでハンブルガーSVに0-5の大敗を喫したことで、それまでチームを指揮していたビージンガー監督とアシスタントコーチのロイタースハーン氏が解任された。 ことの始まりは昨年12月、それまでチームを率いていたヘッキンク監督がシーズン途中にヴォルフスブルクへ引き抜かれるという前代未聞の事件が起きた。そこで当時ニュルンベルクのU-23を率いていたビージンガー氏を監督にすえ、同時にアシスタン

    清武・長谷部が迎えた“曲者”新監督。攻撃スタイルが2人に与える影響は?(ミムラユウスケ)
  • スピード、パス、パワーが揃ったCB。森重真人が代表で輝くための条件。(二宮寿朗)

    ベラルーシ戦で、屈強な相手選手たちにも競り負けなかった森重真人。しかし、彼のポテンシャルはこんなものではないはずだ。 森重真人の評価が確実に上昇している。 東アジアカップで代表初キャップを刻んで以降、9月のグアテマラ戦で先発フル出場し、中3日のガーナ戦でも後半途中からピッチに入った。10月の欧州遠征メンバーにも選ばれ、第2戦のベラルーシ戦では後半早々、3バックに切り替える時点で投入されている。今野泰幸、吉田麻也に続く“第3のセンターバック”として、今やその地位を確立しつつあると言っていい。 東アジアカップで優勝したメンバーから先の欧州遠征に参加したのは他に柿谷曜一朗、山口螢、齋藤学の3人だが、森重は彼らより一世代上だ。田圭佑や長友佑都、内田篤人らとともに北京五輪を戦ったのが5年前。仲間たちが順調にA代表の中核を成していくなかで、森重はその才を高く評価されながらお呼びが掛かることはなかった

    スピード、パス、パワーが揃ったCB。森重真人が代表で輝くための条件。(二宮寿朗)
    tacticslife
    tacticslife 2013/10/29
    将来的には、セレッソの山下もCBのメンツに加えて欲しい。
  • 新戦力筆頭は柿谷ではない!?観察力と吸収力の男、工藤壮人。(二宮寿朗)

    グアテマラ戦で試合の流れを決定づける追加点を奪った工藤。A代表は現在4試合で2得点。あらゆる形でゴールに絡む能力は、数字にもはっきり残っている。 優勝した東アジアカップから継続して8、9月とザックジャパンの親善試合にいずれも選ばれている新しいメンバーは柿谷曜一朗をはじめ、森重真人、工藤壮人、山口螢、青山敏弘の5人である。いや、もとい。この中でただ一人、5月のブルガリア戦から呼ばれているプレーヤーがいる。それは柏レイソルのエース、工藤だ。 トップ、サイドもこなせる柏レイソルの新エースは、今季、まさにブレイクを果たした。リーグ16点、ACL6点、ナビスコ杯1点と今季公式戦23発(9月30日現在)。この「公式戦総合」で考えると、大久保嘉人(リーグ19点+ナビスコ杯4点)と並んでトップの数字を叩き出しているわけだから、文句なしの代表選出とも言えるだろう。 しかし、ただレイソルでの調子がいいというだ

    新戦力筆頭は柿谷ではない!?観察力と吸収力の男、工藤壮人。(二宮寿朗)
  • <アリゴ・サッキに聞く日本代表指揮官> ザッケローニにまつわる7つの謎。(木崎伸也)

    イタリア流ゾーンプレスの神髄を叩き込まれている最中の日本代表。 しかし、コンフェデ杯の大量失点などで守備のもろさが指摘されている。 指揮官の戦術は浸透しているのか。もとより彼の思惑はどこにあるのか――。 7つの疑問をザックの友人であり、プレッシングサッカーの創始者にぶつけた。 田圭佑の言葉に、ザックの流儀が凝縮されていた。グアテマラ戦後のミックスゾーンで田は、フフッと口元を緩めてこう言った。 「監督の練習は戦術練習が多くて、守備の意識を能的にさせようと監督が企んでいるのかなと。悪く言えば、くどいくらいにしているので、イタリアってこんなんなのかなぁと想像しながらやってます」 田の言葉からも読み取れるように、アルベルト・ザッケローニ監督の練習は、とにかく細かい。9月上旬の日本代表合宿でも、ザックの力強い言葉がピッチに響き渡った。 「まだボールが中央にあるのに、体を外に向けるのが早すぎる

    <アリゴ・サッキに聞く日本代表指揮官> ザッケローニにまつわる7つの謎。(木崎伸也)
    tacticslife
    tacticslife 2013/09/24
    時間のあるクラブチームならまだしも、代表チームがこの水準で間に合うのか不安。
  • 生まれも育ちも英国の逸材。U-16で感じた可能性。~サイ・ゴダードに見る日本の未来~(浅田真樹)

    8月の豊田国際ユースサッカー大会で準優勝したU-16日本代表に、ちょっと変わった名前を見つけた。サイ・ゴダード。所属にはイングランドの名門、トッテナムとある。最近では年代別代表に“ハーフ”の選手が珍しくないが、サイもまた、そのひとりだ。 とはいえ、この小柄なMFのケースが珍しいのは、海外で育ち、日でのプレー経験を持たない選手だということ。当然、日語もほとんど話せない。こうした選手が年代別とはいえ、日本代表に選ばれるのは初めてのことではないだろうか。 まずは単純に言葉の心配をしてしまうが、吉武博文・U-16日本代表監督によれば、「問題ない」。練習でメニューの内容が十分に伝わらなかったとしても、「一番うまくやるのはサイなんです」と吉武。チームメイトからも「言葉は通じないけど、見て感じてくれるのでやりやすい」という感想が聞かれた。何よりサイ自身が、日での代表選出に「ワクワクした」と言い、実

    生まれも育ちも英国の逸材。U-16で感じた可能性。~サイ・ゴダードに見る日本の未来~(浅田真樹)
  • 吉田麻也が痛恨の4失点を語った。技術、集中力、そしてスアレス。 (西川結城)

    ウルグアイ戦の前には「日人やアジアのFWが持っていない感覚を持っている」とスアレスに対して誰よりも強い警戒心を持っていた吉田だったのだが……。 雑誌Numberの連載、吉田麻也「Survive ~日人DF 頂点への道~」。 Number Webでは、雑誌と連動したウェブオリジナル企画 「Survive PLUS ~頂点への道~」として、Number誌には 掲載されなかったエピソードや、取材の舞台裏などをお届けします。 第4回の今回は、コンフェデ杯から失点を続ける日本代表、 そのCBとして批判の矢面に立つ吉田の苦悩に迫ります。 何をやっても、うまくいかない。長い人生、誰でもどこかでそうした時期に直面することはあるだろう。 ましてや、国を代表する舞台に立つ人間ともなれば、自らの不調や不出来、停滞がより多くの人間からの不評につながってしまう。それが、代表選手の宿命だ。 いま、吉田麻也の信頼

    吉田麻也が痛恨の4失点を語った。技術、集中力、そしてスアレス。 (西川結城)
    tacticslife
    tacticslife 2013/08/20
    今更だけど、スピードのないCBを頼りにしていて、ラインを上げてばかりいるのはどうかと。/日本の場合守りぬく精神力がないんで、前目に出たがる傾向がある気がする(監督の指示以前に)。
  • 豪州戦勝利の陰の功労者・豊田陽平。28歳の遅咲きFWは日本の救世主か?(二宮寿朗)

    モヤのかかった華城(ファソン)スポーツコンプレックスに、嫌な雰囲気が漂った。 2点リードしながらも勝ちきれなかった東アジアカップ初戦の中国戦と同じように、動きが落ちて疲労の色が濃くなった後半の時間帯にゴールを立て続けに奪われた。それまでまったく歯ごたえのなかったオーストラリアに攻めこまれての2失点。逆に勢いを与えてしまっていた。 しかしこの日は違った。 同点に追いつかれたその1分後だった。途中出場の工藤壮人がゴール前まで迫り、パスを受けた豊田陽平が走り込んできた大迫勇也に合わせるようにマイナスにパスを出す。その大迫がゴール左隅に落ち着いて蹴り込み、試合を決める3点目は生まれた。 持ち前のシュートセンスを発揮して2ゴールを奪った大迫勇也が、勝利の「表の功労者」であることは間違いない。そしてまた、彼の2ゴールをアシストした豊田陽平こそが「陰の功労者」であったように思う。 試合後の会見でアルベル

    豪州戦勝利の陰の功労者・豊田陽平。28歳の遅咲きFWは日本の救世主か?(二宮寿朗)