タブレット型の多機能携帯端末が続々と登場している。スマートフォンと並び、冬商戦の主役になりそうな勢いだ。タブレット(tablet)とは、平板という意味。ノートパソコンのキーボード部分を取り外して、液晶ディスプレイ部分だけにCPUやメモリーなど必要なデバイスを詰め込んだものと考えれば分かりやすい。ノートパソコンより機動性が高く、タッチパネル式液晶で直感的に操作できるのが特徴だ。ノートパソコンとスマートフォンの中間に位置付けられることが多い。 なぜ今、タブレット端末の発表、発売が集中しているのだろうか。 タブレット型の機器の代表的な製品と言えば、今年5月に発売されたアップルの「iPad」だ。同社のスマートフォン「iPhone」の技術や使い勝手をタブレット型に応用し、今までのパソコンをベースにしたものより軽快な動作と長時間のバッテリー持続時間を実現した。価格もネットブック並みで、ソフトバンクモバ