英語には、「The squeaky wheel gets the grease.(キーキー音を立てる車輪は、油を差してもらえる)」ということわざがあるとか。日本語の「出る杭は打たれる」とは対照的な、自己主張を重んじる英語圏ならではのことわざですね。とはいえ、いつでもどんなときも、声を上げたもの勝ちかというと、そうでもありません。こちらでは、ある起業家の経験から、沈黙が持つパワーについて、考えてみたいと思います。 Photo by debrrr. 政府からの助成金を得たい英企業をサポートする「GrantTree」や、建築プロジェクト向けのコラボレーションツール「Woobius」など、いくつかの企業を立ち上げてきた起業家のDaniel Tenner氏は、自身の経験を踏まえ、沈黙が持つコミュニケーションパワーについて、詳しく述べています。 Tenner氏の父の教えによると、言葉の才能があるなら、