1974年東京生まれ。最近、史上初と思う「ダムライター」を名乗りはじめましたが特になにも変化はありません。著書に写真集「ダム」「車両基地」など。 (動画インタビュー) 前の記事:車両基地めぐり(デジタルリマスター版) > 個人サイト ダムサイト 洪水吐とは、ダムに貯めた水を下流に放流するための設備のなかで、特に大雨や雪解けなどで上流から流れてくる水量がふだんより多くなったとき(の状態を河川用語で「洪水」という。あふれなくても洪水「状態」になるのだ)、水量調整の目的で放流するためのものを言う。文字通り、(河川用語の)洪水を吐くものだ。 その中で、そのダムの守備範囲内の水量で使うものを常用洪水吐(じょうようこうずいばき)、設計したときに設定した流量を超え、水がダムの上を乗り越えてあふれるのを防ぐために放流するものを非常用洪水吐(ひじょうようこうずいばき)と言う。古いダムだと常用と非常用を兼ねて
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