中国国内の映画や放送を管理する国家ラジオ・映画・テレビ総局は22日までに、毎日午後5時から同9時のゴールデンタイムに海外アニメの放映を禁じる通知を全国各地のテレビ局に出した。5月1日から実施する。 これまで午後5時から同8時までだった禁止措置を延長、強化する内容。通知は「わが国のアニメ産業に良好な市場環境をつくり出すため」としているが、文化面の規制強化に内外から批判の声も上がりそうだ。 中国では日本アニメが高い人気。今回の規制強化には、自国のアニメ産業の保護に加え、日本文化の若者への影響を懸念する声も背景にあるとみられている。 公表された通知は、午後5時からの4時間は海外アニメの放映や紹介を禁止、国産アニメの放映だけを認めると規定。内外合作のアニメの放映については同総局の許可が必要としている。 また、ゴールデンタイム以外に海外アニメを放映する場合も、同総局の許可を得ることを義務付け、国産ア