加薬(かやく)とは、うどんや炊き込みご飯などに入れる具(肉や野菜など)[1]。主に関西で「主材料に加える」という意味合いで加役と表記することもある[1]。 「かやく」とひらがな表記されるのが一般的である。「かやくご飯[2]」、「カップ麺のかやく[3]」など。 一般社団法人 全国公正取引協議会連合会が定める「即席めんの表示に関する公正競争規約及び施行規則」では「かやく」とひらがな表記されている[4]。 日本ではシーズニング(英: Seasoning)と呼ばれる商品の一部に同様のタイプがあり、それらとは明確な区別はできない。 加薬とは加薬味、つまり薬味を加えるという言葉から来ている。そのため、薬味の由来についても説明する。 薬味とはもともと漢方医学(漢方)の用語である。中国最古の薬書と言われている『神農本草経』には「薬に酸鹹甘苦辛の五味あり」(鹹とは塩味のこと)と記されており、『芸文志』にも「