健康志向の高まりなどを背景に世界的にサーモンの需要が増える中、大手商社の間では、国内で陸上養殖したサーモンの販売などに乗り出す動きが相次いでいます。 大手商社の「丸紅」は、ノルウェーの企業が静岡県にある陸上養殖施設で育てたアトランティックサーモンの販売を今月から本格的に始めました。 アトランティックサーモンは、刺身やすしのネタとして人気が高く、この商社では来年12月までにおよそ4700トンを国内のスーパーや鮮魚店に出荷する予定です。 サーモンの養殖が行われているのは海から離れた富士山のふもとにある施設で、人工の海水をフィルターでろ過し循環させる技術を活用しているということです。 丸紅 食品素材部の安藤悠真さんは、「国内で陸上養殖を行うことで安定供給につながる。陸上養殖への消費者の認知度はまだ低いと思うので、ジャパンブランドとしてブランド力を高めていきたい」と話しています。 サーモンの陸上養