技術書の出版社であり、Make Magazineの創刊時の版元(編注:現在はMaker Media社として独立)であるO’Reilly Mediaでは、30年近くにわたって技術書の表紙にDover Pictorial Archiveの動物のイラストを使っている。その間、それらの動物が棲む世界の環境が激変したのと同じように、書籍に書かれる技術の内容も大きく変化した。デジタル技術の変化は、自然界の変化をそのまま写しているかのようにも感じられる。アーティストのJoshua Caleb Weibleyは、そんな O’Reilly Mediaの本の表紙を題材にした作品を製作し、Colophon(奥付)と題された展覧会に出展する。 19世紀以来、Dover Pictorial Archiveに描かれた動物の一部はすでに絶滅したか絶滅の危機にあります。同様に、動物を表紙にした技術書の内容も、時代遅れにな