米カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置く新興企業Lytroは現地時間2011年6月22日、「デジタルカメラの歴史で最大のイノベーションとなる製品を開発した」と発表した。光照射野センサーによって、光線の色や明暗度、方向といった被写体のすべての光線情報を記録する。このため後から自由にピントの合う場所を変更できる(写真)。従来のカメラは指向性情報を記録せずに、単純に光線情報を足して一つの光線として記録しており、この点で大きく異なるとしている。 また、2Dから3Dへの切り替えがシームレスになりインタラクティブな写真になる。撮影時に焦点を合わす必要が無いため、シャッターを押してから撮影するまでのタイムラグが無くなる。少ない光量で撮影できるメリットもあるという。同社のWebサイトで、デモ画像を公開している。 同社はカメラをまだ公開していないが、2011年中の発売を予定している。米メディア(New