ヒト胚の鼻腔断面。青く着色された鼻中隔軟骨の両側にある点が鋤鼻器 鋤鼻器(じょびき、英語:vomeronasal organ)とは四肢動物が嗅上皮とは別に持つ嗅覚器官。ヤコブソン器官・ヤコプソン器官 (英語:Jacobson's organ) とも呼ばれる。開口位置は鼻腔内や口蓋などその生物群により異なる。 進化とその機能[編集] 嗅覚器官ではあるが、この器官からの信号は、嗅上皮から脳へ向かう嗅神経とは異なる神経経路により脳の副次臭葉に向かう。元々は口腔内の食物の臭いを感じる器官であったといわれている。 両生類[編集] この器官が初めて現れたのは両生類であるとされている。有尾目では外鼻孔から内鼻孔へに続く鼻嚢に走る溝として現れる。これは鋤鼻器の原始的な形を表していると考えられている。無尾目、無足目ではその溝は鼻腔に開口する盲嚢状に変化している。どちらの場合も両生類の内鼻孔は口蓋に開くので口
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